7つの習慣②
この習慣を継続させることで、個人として成長することができます。個人としてある程度は成功することができます。幸せにもなれます。
しかし、それだけではもったいないのです。まだまだ上位の概念があります。
個人だけでは上がられない成果を上げ、成功し、幸福になるための習慣があるのです。
今日は私的成功を超えた、公的成功に必要な3つの習慣について紹介します。
win-winを考える
理解してから理解される
相乗効果を発揮する
その前に幸せな人生をおくるために、なぜ公的成功が必要なのでしょうか?
それは人は仲間と協力し相乗効果を発揮することで、圧倒的な成果を上げることができるからです。
1+1=2ではありません。
1+1=5にも成り得ます。
いやそれ以上の成果を上げられるのです。
そのためにも相乗効果を意識することを考えましょう。
win-winを考える
対人との関係において、長期的には両方が勝たなけえれば、両方が負けになります。
人間は相互依存の世界で生きています。この世界の中でwin-win以外に現実的な方法はないのです。
想像してみましょう。
会社内で目標に向かって、全員が競争すると勝敗が生じます。それが短期的にはモチベーションに繋がり、組織をして成果を上げられます。ただし長期的には誰かが誰かの足を引っ張るなど障害も生じます。敗者のモチベーションが下がります。
また勝者も次に仲間から協力を得られない可能性もあります。
競争するよりも同じ目標に向かい、弱みを補いあい、強みを生かしあうほうが個人としても長期的には沢山の利益を享受できます。
世の中というものは厳しいものです。生きることは大変苦しいことです。
そうであるならば味方同士が手を組み、戦う方が心強くないでしょうか?楽しく生きることができるのではないでしょうか?
これを実現するには仲間と信頼関係を築く必要があります。
信頼関係を築くために必要なのが相手を理解することなのです。
理解してから理解される
信頼関係の育成には、より効果的なコミュニケーションが必要です。
そのカギがまず相手を理解することです。
自分を理解してもらうのは、その後にするのです。
周りにはいないでしょうか?多くの人に尊敬信頼される人。
そういう人は例外なく聞き上手です。
記憶にありませんか?自分が怒り散らして、ずっとしゃべっていると暫くしたら落ち着いた経験。
話を聞く、相手を理解しようとする行為は相手に安心感を与えます。余裕を与えます。
安心感、余裕を与えることで相手もこちらのことを知ろうと努力します。信頼関係を主体的に築くために、最も有効な手段が相手を理解することなのです。
相乗効果を発揮する
信頼関係が構築できたら、次の目標は彼らと相乗効果を発揮して大きな成果をあげることです。成果を上げて幸福になることです。
相乗効果を発揮するにはコツがあります。
相違点に価値を置くことです。相手を理解することで、自分と相手との相違点に気づいたはずです。
それを尊重し、強みを伸ばし、弱みを補完することです。
元大リーガーのイチロー選手は自分の強みを最大限に生かすことで、成果を上げています。
彼の強みはバットコントロールと走力です。彼があれだけ高い打率を残せたのは内野安打が多いからです。内野安打を打つために、バットの芯を外すバットコントロールを磨いてきました。一塁まですぐに到達できるような打撃フォームも体得しました。
彼は強みを理解し生かすことで、あれだけの成果を残せたのです。
我々も同じです。成果を発揮するのは強味です。しかし個人には弱みもあります。
その弱みは他の仲間にとっては強みであることは多くあります。
弱みについて仲間とカバーしあうことができたら強い個人になります。皆が強みに集中できれば強い組織に成長します。
そのためにも相違点に価値を置く必要があるのです。
次回は最後、刃を研ぐ習慣について紹介します。