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初のBS版ロードマップを策定 医療保険部会(日刊薬業20241001)

おおおおお。これ、同日のRIS記事(厚労省 後発品ロードマップ改訂、BSは選定療養参考に「保険給付」検討)と完全に連動してますやん。ほんで社保審・医療保険部会の資料がこちらです。

今日から運用が始まった後発医薬品の保険外併用療養費制度。アリの一穴からどんどん拡がっていくことは想像に難くなかったわけですが次のターゲットはバイオシミラー。バイオシミラー処方率が全く上がらない一番の理由として、高額療養費制度のおかげで切り替えても患者窓口負担が変わらないからとされていますが、これで劇的に変わりうる。
課題は後発医薬品と違って同一成分と言い切れないところ。このことを理由に患者さんも医師の先生方も企業も抵抗していくことになると思いますが、このロードマップをみるかぎりはもはやレールは敷かれたといっていいかもです(私なら4分の1で始まった後発品の差額負担を、バイオ後続品の場合差額の8分の1から始めてはどうかとか考えちゃいます)。

あとはどの会社が参入に踏み切るか、製造設備が間に合うか。現時点で大きな投資をするのは相当なリスクが伴いそうですがお金のにおいを嗅ぎつけて先回りして動くのはどこでしょうか(国策に敏感なS社とか?w)。

案外、2024年の重要記事の一つになってきそうです。


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