波にさらわれた足跡|91days
ストーリーは、両親と弟を殺したヴァネッティファミリーに対して強い憎しみを抱いた青年が、7年ものあいだ身を潜めていたが、ある手紙を受け取ったことをきっかけにローレスの街に再び姿を現す。という復讐劇
流石マフィアに焦点がおかれてるだけあり流血シーンがとにかく多いが、それよりもキャラクターの心の動きがよくわかる演出だった。主人公も台詞は少ないが、その一言にどれだけの感情が含まれているか図り知れない芝居を声で成立させていて感動。また表情や目線 仕草などの心理描写もリアルでよかった。
怒涛の91日間で見事な完走でした。
91日目にネロは彼のために引き金を引き、自分も死に場所を探しに行く…砂浜の足跡が波にさらわれたのは二人が死んだ暗示なのかなと。
これは極論だけれど、誰かの為は結局自分のエゴでしかないのかもしれない。それでも因果応報、というにはあまりにも悲しいな
復讐に命を燃やす生き方はまるで"取り憑かれたよう"だったが、復讐の為でなく感情に任せ発している言葉もある(「今ならそのガキ撃てるだろ?」など)。
それなのに、コルテオを撃った。
この事実だけは解せない…復讐よりも生きている人間が大切なんて理屈が理解されないのも 説得しようとした人物がいなかったのも解る。夢物語を期待してるわけじゃない。しかし、本当に彼の死は必要だっただろうか?あの時アンジェロは復讐からは何も生まれないことを既に悟っていた筈なのにな。彼自身が望んでいたとしても、どうしても納得できない。したくない。コルテオの《死》のもつ意味は、わたしにとってそれほど強烈だった。
しかし、推しの演技はやはり最高だった…(溜息)
((後日追記予定))
p.s.
酒煙草葉巻にギャンブル…あとラザニア。
嗜好品に逃避して私利私欲のために人を殺し、そのくせ格好つけて詩人まで気取るなんて笑っちゃうな。
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