四月半ばくらいには髪も切ってもらってみたいなと思う



このまえ怪しいといっていたもの  結局できてしまったんだけれど  ああできるなと思った時  一瞬だけ「よっしゃあ」となり  その後すぐに「いやでも今回のは量が少なかったからな」「別にそんな凄い事ではないし」「そのくらいで喜んでいる場合じゃない」のような方を向いてしまい  ああほらこういうのだよなあとなりました  前にも書いたことあったっけな  褒められないというか認められないというか  跨ぐ瞬間に基準がそこになるから永遠に未熟なままです  悪いことではない  悪いことではないんだけれど



インフォーマ  観終えました  よかったです    初日に四話、翌日に五話、一週待って二話、と観たんだけれど  三十分弱を観終える度に「えっ一時間無かったん」と思うくらい一話一話がしっかり重くて  だけど二時間観ても「いやまだ三十分くらいだったって」と思うくらい退屈が無くて  それでいて嫌な疲労感が残ることは無いままに気持ちの良いどきどきを沢山味わわせてもらって  とても愉しかった  観られてよかった
あのね  音楽とタイトルの出方が凄く好きです    今もサントラを聴きながら書いているんだけれど  映像と感情とを統合するように煽ってくれる音楽たちにかなり魅了されていたと思う  ここまで音楽を意識して作品を観ていた経験があまり無いので言語化の仕方が未だ分からずもどかしいのだけれど  鳴り出すと共に背筋が伸びたり瞳孔が開いたりした箇所が幾つもあった  体感    終わり際のタイトルは口角が上がります  息止まる
内容に触れないのはそう構えて観てほしくないからです  ここが良いと聞いてから観るとそこが良いように観ようとしてしまうの  僕だけじゃないですよね  映画でも小説でもそうだけれど  勘違いがあっても取り零しがあってもいいから  いいというか  それらを無くすために端から正解の型を用意してそれに成ろうとするくらいならどんなに間違っていても自分でしようとしただけマシと思うから  その時その時のフラットな状態で感じて考えられるように  漠然とした感想以外はなるべく残したくない  何よりもいつかまた観る時の自分のために


ヒメアノ~ルはね  去年かな  一昨年かもしれない  に  一度観ていて  インフォーマをきっかけに映像作品が観たい時期に突入したが地味に底が疲れているので初めてのものに触れるのには少し勇気が要るけれど程々に心の耗るものを観たくはある  となりながらNetflixを彷徨っていたときに見掛けて  薄ら忘れかかってきているしもう一回観ようかなあと思って観たものです  これがさ
意外だったんだけれど  視聴後の堪える体感が深かったのは一度目よりも二度目の方だった  展開知っているから愉しむだけ愉しんで終わったら次のことしよ〜と思っていたんだけれど無理だった  たのしいことしたり面白いもので笑ったりできなかった暫く    これは多分の話だけれど  展開を知っているからこそそうだったんだろうなと思う  その後何が起こるか分かっているおかげで軽減された緊張や衝撃の分が今目の前にあるものに対する思案や洞察に遣われた  頭や心のはなし  特に森田君の見え方が違った  何も話したくないし話せない    一度目か二度目かとかではなくて  単にその時の僕の思想や精神状態の所為の可能性もある  そうかな  否定はしないし一理どころじゃない七理くらいはあるけれど  それはそれであるとして  紛らわされていた部分がそうはいかなくなっていたというのはあると思う
寝る前以外に作品を観るのは辞めようと思った経験でした  生活へ戻ることが苦しい  べつにしようと思えばできるけれど  なんというか  二時間なら二時間の中に閉じ込めたような気分になる  いやだなそんな簡単に切り離さないでくれよ  百歩譲って登場人物は架空でも制作陣は実存していただろう  そう馬鹿げた事でもない筈だよ  僕はそうして人を絶たないでいたい  せめて


ここでまた新しく観たものを書いたら次はその話をしないとと思うのかな  しますと書かなければ思わないのかな  思わないか  思わないな
凄く好きな作品を観ましたが  大変好きなので明かさないでおいてやろうと思います  何がそんなに好きなんだろう  心当たりは幾つもあるけれどそれらをぎゅっと纏めても足りていない気がする  寧ろ漠然とでっかい憧れをひとつ抱いているようなことの方が素直かもしれない
きみの過去に僕の痕が残ってしまえばいいと思う人に会ったら置き逃げしようと思う  思い出さないでください



明日は歯医者さんに行くので帰りにローソンでサラダチキンスティックのレッドを買ってもらいます  御褒美御褒美





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