定宿でアップグレードしていただけた。
人によってはホテルに望むことは違うと思う。ある人は特別なおもてなし、豪華な内装や設備を望む人もいれば、1日中外出していて夜遅くに戻って来て寝るだけ、という人もいる。
リゾートと街中でもホテルを選ぶ基準は変わると思う。
私の台湾のホテルの選択基準は、バスタブと窓があること。
バスタブが一般家庭でも少ない台湾では、ホテルにバスタブを求める時点でかなり絞り込まれると思う。旅行中はよく歩くから、バスタブに浸かりたい。
夕飯も朝食も外食文化の台湾では、美味しい店が近くにたくさんある。だから先ほどの2つがあれば不自由な思いはしない。
このホテルは台北市内の平均的な部屋よりも広めなところが気に入っている。かなり前から利用している、いわば定宿的なホテルなので安心する。さらに付け加えるなら、フロントのスタッフはほとんどの人が日本語を話せる。これも安心できるプラスポイント。
今回、チェックインの時にフロントの人から最上階の部屋をご用意しています、とカードキーを渡された。世の中的に言うとアップグレードというやつだ。
いわゆるスイートタイプの部屋でリビングとベットルームが分かれている、それぞれにTVもある。
いつもの部屋でも、傘を2本広げて乾かせるし、その横で大きめのスーツケースを2つ広げても、備え付けの2脚の椅子とテーブルを移動することもなく、荷物の整理が出来るほどなのに、この部屋はその2倍はあるほど広かった。
洗面室は都内のビジネスホテルの狭いシングルルームくらいの広さなので思わず笑ってしまった。表通りに面した角部屋なのでバスタブには左右いっぱいの大きな窓があって明るかった。
とにかく快適な4日間だった。
前にも香港のホテルでアップグレードしていただいた。
この時はチェックインが予定よりも遅くなったためリクエストしていた部屋のタイプが用意出来なかったらしく、ジュニアスイートをアサインしていただけた。ホテルの人に聞いたら日本人がアップグレードされる理由は、部屋を綺麗に使う、備品を壊さない、持ち帰らないなど国民性を信用されていることもあるらしい。
こんな話を聞いたので、異国での信頼度を下げない旅行にしたいと思う。
それにしても、私はよくアップグレードを受けることが多い。(笑)