街の灯りが消え、瞳には一等輝く星だけが映っている。夏の大三角形すらも現れない平地には、安寧を手に入れられない私の影がぼんやりと佇んでいた。少し冷えた初秋の風に乗せて、昔好きだったバンドの音をなぞる。二度とやって来ない過去ばかりを思い出して少しだけ泣いた。 私がこの部屋に初めて来た日から丁度二ヶ月が過ぎた。この不憫な脳味噌を持ち合わせた拗らせ人間を快く受け入れ 「ここに居て良いんだよ。」と話し掛けてくれるのは、今迄もこれからも貴方だけなんだと今はそう、強く感じている。 不安
空いた缶にぼくのこころが入る余裕があったなら。空いたこころに音楽しか、音楽だけが頼りで生きていたなら。良い歌詞が書けなくて困る。きみはいつだって素敵なフレーズを思い付いてギターを持てば、ぼくのスーパーロックスターだ。 秋になってから、ぼくは大学に行って授業を受けることが苦になった。冬は50年くらい前に建てられた有名な建築家の模型を作った。それだけだ。たった、それだけだ。比べるひとが大きすぎて追いつけない事も、ぼくには才能もやる気も何もない事も、ぼくは知っている。 最近は夢
すきなことも考え方も丸々おんなじ人に出会えちゃった。そのひとがすきなひとになって、一緒にいるようになって、毎日同じごはんを食べて同じ布団で寝て同じ空気を吸って、やっと、生きていて初めて、心底「生きていてよかった」と幸せだと胸を張れるようになった。いつもありがとうの気持ち。
「大丈夫、きっとまだ大丈夫」だなんて確証のない未来を信じるのが嫌だった。どこからともなく湧く自信に恐怖を覚える。信じないと前に進めないのに、その為の原動力さえあの人に貰った言葉の足枷が永遠に邪魔をし続けていた。 はじめて、雨の教習所内を運転した。忙しなく動き続けるワイパーはなんだか滑稽で、拭っても拭いきれない滴を振り払い続ける動作は、私が彼に尽くしても尽くしても何の意味もない事と少し似ていた。 最近は答えの無い、仕方の無い事ばかりを考えている。私が一緒にいる為の努力をする
拝啓、四年前の私へ こんにちは、私です。ニ〇ニ一年の私です。 アナタは今、幸せの真っ只中に居て、不幸の波を待っている、そんな生活を送っているのではないでしょうか。 アナタが望む通り、七月には雨が降り続くでしょう。アナタの心の中で、ネ? 誰かに依存して、それを好意と勘違い。相手方を毎日振り回し感情の波がうねり続けていたように記憶しています。それから、自分の期待したものより相手方の言動が低い値を出している時、その人の気持ちも考えずこういう人間なんだと決めつけてしまう、それが
はっぴゐえんどを描けないから私は私を殺しました。 私がこんな感受性の持ち主だとも知らずに、好奇心が好きだなんて、付き合おうだなんて云いました。お友達なら永遠に付き合っていられるのになあ。今宵も話せず終いで日々が結ばれていきます。 何かの運命で外れた歯車は私の方に向かって来て君と会える機会を引き裂きました。その間、君から貰った言葉だけに頼って生活を成り立たせています。毎日君が呉れる命綱だけが崖から突き落とさないで居てくれます。ごおるでんういゐくなんて幻だね。 君のお家に初
肉じゃがになりたい。 誰も彼にも愛され、自分だけのすきな味があって、具材なんかもインゲンを入れたり入れなかったりしない?因みに私の家は糸こんにゃくの代わりにマロニーちゃんを入れます。 薄味のお味噌汁も少し芯のあるお米も全部生きてる。だからみーんな同じ、好かれてるの。 当の私は胸を張って「愛されてます。」とは言えなくて、幼少期から周りの空気に馴染めなくて。 小学生の頃に「KY」という言葉が流行ったんです。どんな意味だったか覚えてる? KYは、「空気読めない(子)」 日
苦しい傷みを誰かと共有しても 傷みが消えない事など百も承知だ。 なのに又こうして戻ってきてしまう、弱さなのだろうか。 自分の心を制御出来るのが大人なのだろうか。それが大人なら私は永遠に子供だろうし改善が出来ても成長は出来ないだろう。そもそもココで難癖つけてインテリぶった文章を書いてる限り救われないんだろうな。 ほんの少ししか互いに愛を通じ合えなかったXXX君がきょう卒業した。私は別れを告げられた夏から何も変わっていなくて久々に逢えたのに「卒業おめでとう」の一言も言えず寧ろ
言葉は人を傷つける言葉は人を殺す言葉は人を温める言葉は言霊になる言葉も生きている 青い鳥が飛んで言葉が全世界に発信された。 「会って話していると自己肯定感死んでいくし全肯定してって我儘言ってる割には私の事全否定するし無理に決まってる~」 何気も無く思った事を言える場所、貴方には届かないと思い放った言葉、でもそれが誰かに届いていてその誰かが偶然、貴方だったりする。 事実、私は他人に何かを押し付けられる事・無理強いされる事が最も苦手で " やらなきゃいけない事 " ではな
どこかの誰かが朝昼晩、何時見ているのかも、もはや見て貰えるのかも分からないけれど、まずは自己紹介。 16歳。高校生。帰宅部。音楽が好き。 特に邦ロックとアイドルな歌がすきで女の子はロックをしちゃ駄目なんて言われるけど我儘で1年前までバンドをしていた。呆れられた。 私には夢がある。 大学に合格すること。 建築士になること。 アイドルになること。 唯一無二に可愛がられること。 まだひとつも叶っていないけれど辞めたくないこと。 でもホントの1番は付き合いたくないけど結婚し