ツイフェミとメンヘラの二足の草鞋で活動しております🔅

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最近の記事

幻の定期演奏会

きょうは、母校の吹奏楽部による定期演奏会に行ってきた しかし、普通の定期演奏会ではない 2020年4月、緊急事態宣言によって中止を余儀なくされた幻の定期演奏会が4年越しに行われたのだった 彼ら、彼女たちの準備を想像すると本当に途方もない気持ちになる 高校の定期演奏会は顧問の教員やOBOGの手を借り、さらに持てる時間の全てを注ぎ込んでホール関係者や印刷会社などの外部と連絡を取りつつ練習を重ねてようやく開催できるものだった それを、大学生で、就活とかもあって、普通に授業

    • 夢日記

      夜中に、知らない人が家に入ってくるという夢を最近よく見る 入ってくる人間はいつも同じひとではなく、複数のパターンが存在するが、彼らには「悪気がない」という共通点がある 今朝の夢では、作業服を着た男ふたりが何かしらの点検にやってきた 夜中わたしが布団の中で微睡んでいると鍵がガチャガチャと開けられて(いつも時間がかかるので合鍵ではなくピッキングだとおもう)、作業服の男ふたりが部屋にズカズカと入ってくる わたしは込み上がる恐怖を抑えながらできるだけ淡々と、彼らに出ていっても

      • ソーダストリームを持っている人

        突然だがわたしは、外出する度に1時間あたり平均一度ほど、 (お前を末代まで呪ってやるからな) ということを思う 電車や飲食店での声のボリュームが大きい団体、狭い歩道で向かいから歩いてくるのに横に広がって一向に避けようとしない学生、混雑の中ぶつかってこちらから謝ったのに謝り返してくれない中年男性、などいちいち書きだしていたらキリがないのだが、こういう細かいことでわたしはすぐに初対面の、もう二度と顔を合わせることはないであろう人を末代まで呪ってしまう こんな自分の心の狭さ

        • ニュータウンと着物の彼女

          わたしは所謂ニュータウンで育った。 家の近所には、家、家、家。 永くつづいた、ひたすらに真っ直ぐな線路に沿って、真四角に整備された住宅街が、どこまでもどこまでもつづいていて、駅よりも先まではあるいていくことはないからどんな風になっているかは知らない。 住宅街に取り込まれるような立地の小学校に通って、家の群れに沿って歩くと自動的に着くような中学校に通って、寄り道をする余裕もないほどに整然とした、凹凸のない道を歩くだけの毎日があの場所で暮らすこどもの生活なのだ。 休日には

          反出生主義にすらなりきれず

          わたしの母は昔から無邪気な人で、 たとえば、街で病気が理由なのかはたまたそうでないのかとにかく見た目が周りと違う人なんかを見つけると、そこそこの声量で「見て見て!あのひと変だよ!」などと言う、 まあそういう母だった 父はと言えば、 大学生のわたしに対して「就活頑張らないと一般職になっちゃうよ」と言ったり、 妹の前で妹の不登校の友人を茶化したり、 まあそういう父だった そしてわたしは、そういうものを激しく憎み、 未熟な言葉と態度で反抗する、 実にかわいくない子どもだった

          反出生主義にすらなりきれず

          本屋の話

          TLで本屋が減って何が悪いんだみたいなことを言っている人を見た 本好きが困るのはまだ分かるが、文化がどうのこうのとか教養がとかデカい話にするな的なことを言っていたが、わたしは一応本屋が減ると文化的にマズいと思っている派だ きょうは自分がそう思う理由について書く 前もって断っておくと、わたしは「本を読む=教養がある、えらい」みたいな価値観の持ち主では断じてない わたしは子どもの頃から読書が好きで国語が得意だったが、「国語力を養うために読書をしてほしい」とは微塵も思わない

          本屋の話

          生活至上主義はニヒリズムらしい

          きょうは、「『何気ない生活が何よりも大事』という言説は、冒険を否定する冷笑主義だ」という意見を見た わたしにとっての何気ない生活とはなんだろうか ごはんの味がすること ママがいつ、わたしの態度で泣き出してしまうかわからないまま食べるごはんは味がしなかった お弁当を残したら泣いてしまうママのことを思うと、胸が苦しくて冷えたお米をどうやって飲み込めばいいのかわからなかった 正直でいること 毎日味がしない食卓で、ママが一生懸命作った料理がどのように美味しいかを色んな言葉で

          生活至上主義はニヒリズムらしい

          14歳の君へ

          中学生の頃、いじめに遭っていたが周りの大人に相談はしなかった 最近になって母親にそのことを打ち明けたら、根掘り葉掘り質問された その流れで、中心となっていじめていた女に「ブス」などの暴言を吐かれたことがあると言ったら、母の第一声は「その子はかわいいの?」だった 普通に憎いとしか思っていなかったのもあって「かわいいと思ったことはないけど……」と答えると、母は満足そうに「なんだ!そいつの方がブスじゃん!」と言って、わたしの容姿を褒めそやした 間違っているとは、言いたくない

          14歳の君へ

          ひとりの部屋で 名もない座り方で座っていると、 それが一ぴきの猿のように思えてくる 猿山で産まれて、猿山で生き、 思い出したようにふっと見上げる 見上げはするけれども、猿山で生きる のそのそと歩き、かゆいところを掻き、 気のままに座るのを、それを、 柵の外から見ていて、心が汗をかいてしまう 湯船に浸かる瞬間に、 ァァァーと声を発するようにしている 台詞がないと、人間でいられない気がした 「いただきます」とか「ごちそうさま」を 言うのがごはんで、言わないのがえさだ

          KOCとジェンダー

          キングオブコント2023、全組面白かった〜! そしてサルゴリラ、本当に一番面白かった…!優勝おめでとう! OPもかっこよくて、マジで最高の大会だった〜! と、言いたいところなのですが… どうしても引っかかってしまったことがひとつだけ 客席に若い女を並べるの、さすがにどうにかならんかね〜〜〜〜〜〜 TLにも何人か気にしている人がいたし、わたしも始まった瞬間に「うげっ」と思った このツイートには「フェミニストうるせえ」的な引用リツイートが溢れていてマジで最悪……と思ったの

          KOCとジェンダー

          秋がただ心地よい季節だったならどれほど良かっただろう わたしの心臓は秋になると、ギュウウ…と鈍い音を立てて縮こまってしまう 珈琲を飲みすぎたときや、恋をしているときみたいな感じで、苦しいのにじっとしていられず、泣きながら大暴れしたくなってしまう わたしにとって秋がこういう季節になってしまったのは高校生くらいの頃で、秋風に吹かれることでその頃の感傷的な思い出が蘇ってしまうのかな、というのがわたしの推測だった そういうエモーショナルな季節があるのは個人的には悪いことではない

          わたしが悪い

          わたしはプールが嫌い

          ¥100

          わたしが悪い

          ¥100

          多分性善説

          一般に哲学の話題は敷居が高いが、その中でも性善説・性悪説の話題については専門知識を持たない人でもそれぞれ自分の考えを持っていることが多いように感じる 義務教育でも場合によっては内容に触れる話題だし、さまざまな人の性善説・性悪説に対する考え方を聞くのはなかなか面白い かく言うわたしは多分性善説推しだ 多分、というのは、人間の根源的な倫理観について持論があるもののそれを善と呼ぶべきかわからないという意味である わたしは、人間が生まれ持っているのは「正しさへの信奉」だとおも

          多分性善説

          谷底の明朝体(↔崖の上のポニョ)

          慣用句的に用いられる「深い」という言葉が嫌いだ 具体例を示すと、かの有名テレビ番組「深イイ話」の「深い」の部分や、「闇が深い」というように使われる「深い」が嫌いだ このような「深い」は、物事の本質が"観測できない範囲にある"という意味で使われているのだと思う 深い谷底や沼の底に本質があり、それを具体的に把握することはできない、しかしそれが自分には観測できない奥底にあるということだけはわかる、その状態を人々は「深い」と表現するのだろう つまり、それはニアリイコール「ようわ

          谷底の明朝体(↔崖の上のポニョ)

          STOP!そいつほんとにいい男ですか

          突然ですが、わたしは大森靖子というアーティストがすきです あまり簡単な言葉で説明したくはないのですが、これから書く話のために簡単に説明すると、大森靖子の音楽は女の子が抱える鬱屈とした感情を歌って女の子の人生をギリギリ肯定するもののように思って、よく聴いています わたしにとって女の子に産まれたことはかなり最悪で、女の子としての人生など自力では到底肯定しようがないのですが、大森靖子の音楽でギリギリ肯定できるというか、大森靖子の音楽に肯定されることで「わたしの人生って肯定してい

          STOP!そいつほんとにいい男ですか

          全部ばれてたらどうしよう

          きゅうくらりんという2年近く前にリリースされたボカロ曲に昨日からどハマりしてもう30回くらい聴いている なんでこんなあたしがすきそうな曲誰も教えてくれなかったんだ〜😡という気持ちと、リリース当初に自分がひきこもりになってLINEも一切見ない状態だったことを考えて仕方ないかという気持ちでいる まあまだまだMADや歌みたが出されているくらいなので旬は過ぎてないだろうと心を安らかにしていきたい 不協和音と不規則なリズムで構成されているのに何故かキャッチーでかわいい不思議な曲な

          全部ばれてたらどうしよう