【徳島の右下生活】#129日目 空
夕方散歩してると、また見たことない空を見た。
空の手前半分は薄い灰色や白味のある雲
視力が届かない距離になるにつれて隙間を空けて横長に雲が並び、
濃い空色から雲を経るごとにだんだんと薄い水色になっている。
最初の雲の隙間の空色は、奥の水色よりも濃く、手前の灰色よりも濃く、
それでいて黒くなく、濃ゆい青や群青ではない、濃い空の色だった。
「もうこの空を観れることはない。」
咄嗟にiPhoneを取り出そうとしたが、それと同時に、
「ずっと覚えている景色も想いもない。」
「想い」はその瞬間しかない、と普段から思ってる。
だからこそ、その一瞬一瞬を大切に、想いに鋭くありたい。
「一日の価値は同じ」とも思ってる。
昨日も今日も同じ一日。同じ24時間。誕生日だから記念日だからと特別視しても同じ一日。
だからこそ、その日その日を全うして、ゆっくり生きたい。
カメラのデータに写すより、
どこかの細胞に留めおきたい景色だった。
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すごい勇気をありがとうございます。