好きな街に住むということ
新しい生活を始めて、もう少しで半年を迎えようとしている。
好きなものに囲まれて、大切なものがたくさんある今の部屋がとってもお気に入り。
とくに部屋から見える景色が大好き。
新幹線で片道2時間くらいかかるこの街の、限られた時間で運命的な出会いをした今の家は、ずっと憧れだった高台にある。
カーテンを開けて景色を見るたびに、「住んでよかった」といつも思う。
そんな家に巡り会えたこと、とってもついてる。
私には、生きてるうえで「これは大切にしよう」と決めていることがあります。
それは”ときめき”。
服を選ぶとき、人と会うとき、暮らしの中で。
服はときめいたものしか買わないと決めていて、ときめいてかった服はいつ着ても気分が上がるし
大好きな人と会って過ごす時間はいつだって愛おしくて幸せに思う。
今の仕事も花と向き合うことにいつもときめきを感じている。
だからどんなに大変でも心がワクワクする。
今の暮らしはそんなときめきで毎日が溢れている。
朝、カーテンを開けてお気に入りの景色を見ること
お気に入りの食器を使ってごはんを食べること
気分が高まる音楽を好きなだけ流せること
ずっと大切に育てている植物の成長を感じること
最寄り駅までの静かでゆったりとした時間
朝、駅に着くまでに高校生たちとすれ違い、とっても楽しそうな話し声が聞こえること
近くのカフェでおじいちゃんたちが楽しくおしゃべりしていること
つくったごはんを食べるのが楽しみになるくらい成功したこと
ゆっくりと本を読むこと
1日の中でときめく瞬間が圧倒的に増えた今の生活。
実家にいた時よりも、シェアハウスにいたときよりもお金の制限はあるし、キッチンは狭いし少し不便な部分はあるけれど、それも含めて今の生活が愛おしいと思う。
引っ越しをした当日、手伝ってくれた家族とご飯を食べに行ったお店の方が20年以上この街に住んでいて「この街が住みやすくて大好きなのよ〜!」とずっとこの街の話をしてくれた。
愛で溢れていた。
それだけで、住むことが楽しみになった半年前。
引っ越してすぐの頃、ぽんぽんと肩を叩かれ「靴下に裾が挟まってるよ」と後ろからおばあちゃんが教えてくれた。
その瞬間、なんでかわからないけれど、なんとなく”この街は大丈夫だ”と思えた。
大好きと思える街に、暮らしに出会えて本当によかった。
これからたくさんの思い出とときめきと一緒に毎日過ごしていくのが楽しみ。
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