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hensinnoumi
2020年2月16日 02:35
傾いた視界を真っ直ぐに正そうとそればかり考えていた不規則な命に栄養を注ごうとそればかり考えていた色違いの生活に同質などなく歪んだ目前で電車が滞りなく通り過ぎるそこにあったのは無機質な文字列だけだったが隙間に入り込むには十分な大きさだった台所の狂気、或いは寝床の隅、カーテンから滲む日色彩を持たず想像力を持たず質量のない生活をしていた黒い舌の上で一喜一憂していた