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03 今でも信じられない

大寒波の影響で、朝起きたら真っ白な世界に。
プレゼントでもらった、スノーブーツを
やっと履けることにワクワクして出勤しました。

小さな幸せって大切にしたい。
朝を迎えられることも、当たり前だと感じていたのに、
今日は、当たり前が当たり前じゃないことを
改めて感じたところです。

昨日、職場の先輩が亡くなりました。

乳がんでした。

一昨年からずっと療養のため、
休職して治療に専念しておられました。
昨年の5月には治療が終わると聞いていたのですが
急遽、職場復帰は延期になり。
それまでは現場の話や状況を、
逐一連絡していたのですが、
プレッシャーになってしまうのではないかと
以降、連絡をとらない選択肢をとってしまいました。
もっと連絡したりしたらよかったんじゃないかと
後悔以外の言葉が見つかりません。

必ず帰ってくるということを、
疑うこともなく、ただただ日々を過ごしていた私に
突然の訃報連絡。
自分の耳を疑うと同時に、
雷が落ちたような衝撃が走りました。

まだぼーっとしていた私に、上司から
写真を散りばめた額縁を、
通夜と葬儀に飾って欲しいとお願いするから
作ってくれないかとお願いされました。

私にできることならしたい

そう思ってすぐに取り掛かりました。

写真を遡ってあんなこともあったなぁ
こんなこともあったなぁと思い返していると
涙が止まらなくなり、作業の手はもちろん進まず。

周りに人がいるかとか
上司のお願いだからとか関係なく
「写真選び、結構しんどいです」
大声で泣きながら言いました

お母さんのように、叱ってくれるし
友達のように、お酒を飲んで語らえる
そんな素敵な方です。

本当に亡くなったのかと信じられない気持ちの
一方で、写真を探しながら、
死と向き合う作業をしているという現実が
頭の中をぐっちゃぐちゃにしていました。

こういう気持ち、言葉にするのも難しいですね。

当たり前が当たり前じゃないこと
よく言われるけど本当にそうだなと改めて。

だからこそ、寒さはもちろん
お腹すいたなぁとか、ワクワクするとか
仕事行きたくないなって気持ちですら
生きてるって実感できました。

「クヨクヨしないでよ、私そーゆうの嫌よ」
って言われそうなので
明日は悲しいけれど、きちんとさようならを。

そして、いろいろなモノ、ヒト、コトに
感謝して生きていきたい。

こんな拙い文章を最後まで読んだくださった方
ありがとうございました。

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