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結果が出なくても心が折れないのは。

比べたらキリがないけど、私はどう考えても結果という点においては、何ひとつ目だったものがない。

同世代の高校時代の友達は、結婚して何人目かの子供を抱えながら企業で働いていて、役職だってそこそこについているし、年収だって徐々に上がっているはず。

フリーランスで活躍している人たちも、会社を辞めた後輩のインフルエンサーもあっという間に有名になってキラキラとした生活を過ごしているように見える。
独立起業した姉は、年商1億だ何だとか、出版だとか、週休3日だとか、充実したワークライフバランスの整った生活。

キャンドルを作る人にも、コーチをする人にも、星読みをする人にも、お茶を淹れる人にも、みんなみんな何ひとつ結果として勝てそうなものはない。

私の手元には、収益化の難しいPodcastを3年弱積み上げたという実績のみが残っている。これでマネタイズできているというわけでもないし、大人気ってほどでもない。

こんな器用貧乏で、目立った特徴もなく、東京の片隅の6畳一間の部屋でひっそりと何かを作り続けている。

それでも、それでもいいのだ。

***

ある日突然もらったDM。

「病気して入院中です!いつもPodcast聴いています。いつかお会いできるよう頑張ります」
「声が癒されます。」
「ついつい、応援してあげたくなる存在です。がんばれ!」
「愛に溢れていて優しくて、大事なお姉さんみたいな存在です。」

私の何気ない日々のレポートを大事に聴いてくれている人がいて、その人たちが懸命に言葉を紡いでメッセージをくれる。こんなにありがたいことがあったんだと、続けてこなければ知らなかった。

最初は完全に自分のためにやっていたのに、いつの間にか聴いてもらう人からもらっていたものが大きなものだと気づいた。

***

人生においてしんどい時、近くの人にほど頼れない時に、いつも世界中のどこかでじっと見守って聴いてくれている人がいると知った。
紛れもなく、私は幸せをもらっていたし、幸せだったのだと思い知る。

そして今、小学生の頃の夢を取り戻し始めた。
「ラジオのパーソナリティ」になると卒業文集に書いたこと。

大人になってから、社会の常識に染められた「結果」の夢=結婚・出産・幸せな家族と出世というものではなくて、純粋に小さな頃の夢を追い求めてもいいのだと、自分にOKを出せる環境が整っているんだという事実にも気づいた。

すべてはあるがままに。
何も結果が出てなくても、私には小さな頃の輝きの褪せない夢が横たわっている。

本当にこのようなことに気づかせてくださり、いつも励ましの声を下さる方々に感謝したいです。いつも本当に本当にありがとうございます。


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