承認欲求、そんなものとうの昔に何処かに忘れてきてしまった、と思う 誰かに認められることや肯定されること、それがなくても自分だと思えるくらいに強くならざるを得なかった

それがいいこと、なのかはわからない

自分に注目されるのが怖くて、人前に出たり人から一度に視線を浴びると冷や汗が止まらなくなり倒れそうになる その延長線、なのかチヤホヤしてもらえたり褒められるのがとても苦手になってしまった髪切った?と言われるのも、お誕生日おめでとうといろんな人から言われるのでさえ怖い 自分に気を遣ってもらうのが怖い 他人にはある程度の常識を持っていてほしい、とは思ってしまうけど、極力空気のように扱ってほしい どんなに有り難い言葉も申し訳なくてどうしようもなくて、他の誰かに向けてほしいと思ってしまう、愚か



ただ、服飾が好きでいろんな服を着ることに憧れが昔からあり、でも先述のとおりいろんなことから勇気が出なかった 

あの空間なら、わたしを受け入れてくれるのではないかと自惚れてしまった あの素敵な空間の背景に溶け込みたかった いろんな世界を見てみたかった



知ってる人は知ってるかもしれないが、自分がゴリゴリのオタクをしていたこともありここにいることに対して変に思ったり気味悪がられたりするんじゃないかと不安で仕方なくてどうしようもない わたしがいることでたったひとりでも嫌な気持ちにさせてしまったらいても立ってもいられない 

褒められることを望んでいるわけでもなければ、注目されたいわけでもなく、そして繋がりを求めているわけでもない ただどうしようもなく、あの場所に惹かれてしまったのだった




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