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泡を吹くコーヒー豆は安物?泡の出どころと機構から読み解いてみる

NAEです。

昨日買ったドトールの「ロイヤルブレンド」、やたら泡を吹きます。前使ってたスターバックスの「ダークブレンド」は全然。

なぜでしょう?安物だから?

細かい泡=安物、と思う理由

ただのイメージなんですが、コーヒーに浮く細かい泡って、安物のイメージが強くて。

というのも、ファミレスのコーヒーとか、パティスリーが「ついで」のサービスで出すコーヒーとか、パフェにこだわってます系のカフェとか、コーヒーに特化しないお店で、細かい泡を見ることが多かったから。

そして大抵、細かい泡系のコーヒーは、あまりおいしくないことが多い。

おそらく低価格帯の量産型機械で、業務用の低価格帯の豆を使っているのかなあと。

だってファミレスもパティスリーも、サービスラインナップ的に、コーヒーにお金をかけるべきではないから。

だから、ドトール「ロイヤルブレンド」の細かい泡をみたとき、うわ−安物かよ、みたいな第一印象を持ってしまいました。

細かい泡はどこから出てくるのか

でも実際に飲んでみるとおいしいわけで。

とすると「細かい泡=安物」というイメージ自体が間違っている

泡=コーヒーの粉に入り込む空気が出てきたもの、です。

思うに、空気は2種類あり

・粉と粉の間の空気:大きな泡や空洞になる
・粉の中の空気:細かい泡になる

なのでは。

つまり細かい泡のでやすさは、粉の中=豆の中の空気の含有量に依存する、という仮説。

豆の中の空気量を決める因子は

豆の中の空気量は、察するに

・煎る時間とレシピ
・豆の乾燥度

に依存するはず。

煎るときに、長く煎るほど豆の中に空洞ができるはず。

一方、煎るときになんらかの油分を追加しているなら話は別。

また、煎ったあとどのくらいの時間が経ったかも、豆の中の油分や水分の抜け=空洞の量に影響するはずです。

豆の乾燥度が一番のファクターか

では今回のドトール「ロイヤルブレンド」の場合はどうでしょう。

よく観察すると

・煎り
中〜深煎りなので、煎る工程である程度の空気が入りやすいはず

・豆の色
浅い茶色であることから、煎るとき油分を加えた様子はなく、豆の表面もサラサラのため、空気孔が埋まる要素は少ないと思われる

・粉
電動ミルで豆を挽くとサラサラの粉が舞うことから、かなり乾燥しているように見える

・水分吸収
↑の写真のとおり、いつもより粉がお湯を吸う量が多い

という感じ。

これまで使ってきた中煎り豆との一番の違いは、水分の吸収量です。圧倒的に多い。

レシピの違いだけでなく、めちゃくちゃ乾燥していたことが主な理由なのかも?と思えます。

乾燥しきった豆は安物なのか

乾燥するのにもいくつか理由があると思っていて。

・そもそも乾燥した状態が一番おいしい
・そもそも豆がスカスカで質がよくない
・作りが雑なゆえ、乾燥してしまった
・長く放置された結果、乾燥してしまった

1ポチ目の場合なら、細かい泡が出てきてもおいしくいただけるはず。ドトールの「ロイヤルブレンド」は、淹れたら美味しいのでこのパターンだと思われます。

2〜4ポチ目がたぶん、これまで飲んできた「あまりおいしくない細かい泡系コーヒー」だったのかな、と。

まとめ

いろいろ考えた結論は、「細かい泡=安物、は間違い」です。

今日もドトール「ロイヤルブレンド」を楽しもうと思います。

今日も良いコーヒーを。