ウエダアオイさんの「三澄ミコトのキャラソン勝手に作ってみた」をアンナチュラル未視聴のまま語ってみた
映画「ラストマイル」を観に行ったシンガーソングライターのウエダアオイさんが、映画の元になってるらしいTVドラマ「アンナチュラル」「MIU404」が好き過ぎたので作ってみた。という曲がこちらのYouTubeになります。
僕は「アンナチュラル」観ていないし、残念ながら観られる環境に無いのでとりあえず公式サイトだけ見てみました。
法医解剖で不審死の謎を追うようなドラマで、石原さとみ主演、松重さんも出演で、主題歌が僕でも知ってる米津玄師「Lemon」で、、、ということは分かりましました。
歌詞と曲について
思い出が灰になる前に その身 隅々まで
ずっと消えない雨の日 愛しい誰にも内緒のお話
帰る場所はここがいい 澄んだ声で迎え入れて
私にできることなんて ほんの少ししか無いけれど
あなたが眠る前 願ったこと 偽り無くして届けるから
思い出が灰になる前に その身 隅々まで見てもいいかな
意味ない終わりは許せない 君の声は私が聞くから
未来のために始めよう
ドラマも観てないどころかアンナチュラルのあらすじも分かってない時点での感想だと、忘れられて消えていく「君」の思い出を儚げに歌っているなぁ…でもなんか決意みたいものは感じます。という感想でしたが、「その身隅々まで見てもいいかな」という歌詞に対して、そんな距離感は近すぎてストーカーかな?ヤバイ人かもって思いました。
アンナチュラルのあらすじを読んでみた後では、亡くなった人達の無念というか真の死因を探るという事で、法医学解剖学での仕事だと納得でした。ストーリーに沿った歌詞で、ドラマを観た人ならもっと納得の歌詞なんでしょう。
キャラソンと言う事で「その身 隅々」に「みすみ」の名前が組み込まれているとか、「澄んだ声」が「三澄」さんの声と言う事か?といったような、キャラクターに沿った部分も作られていると思います。
曲として、ギターも歌声もウエダアオイさんらしい複雑なギターと、歌詞に沿ってくるくる変わる感情表現が発揮されているいつものクオリティが保たれている一方で、普段の自分自身を歌っている曲よりも、リシアスさとカッコよさがストレートにでていると思いました。1番しか作られてませんが、メロディーが耳に残る感じでリピートしたくなる曲です。
キャラソンを作ると言う事
ドラマ「アンナチュラル」の主題歌としてYouTubeが8億再生するほどのヒット曲「Lemon」が既にあります。追憶の切なさが現れたような曲だと思いますが、これは番組全体の曲なので、アオイさんの「特に石原さとみが…三澄ミコトが最高なのよ!」という気持ちが衝動として、今回のキャラソンを生み出しているんだと思います。ラストマイル三澄ミコトさんは出てきてたのか、存在を匂わすような位置づけだったのか分かりません。
そして非公式キャラソンと聞いて僕が知っているのは、BUMP OF CHICKENの「アルエ」(アルエ=R.A.=綾波レイのイニシャルで、エヴァンゲリオンの綾波レイの事)しか無かったのですが、久しぶりに聴くと激重ヲタク全開の歌詞で大丈夫かな?と思いました。
検索してみたらポルノグラフィティーや星野源さん、色んなアーティストさんがけっこう非公式キャラソン作ってるんですね。
創作の幅を広げる意義、そして仕事への期待
ウエダアオイさんの曲は「自分の日記」と言われているだけあって、九割方本人の実話ベースだったりしますが、波乱万丈で踏んだり蹴ったりな事も多そうなので、シンガーソングライター活動がネタ切れになる心配は無さそうです。とはいえは「ココアシガレット」や「うぉーあいにー」のような創作の曲も聴き手としては楽しみなので、色んなテーマでの創作を期待してしまいます。
創作として完全にゼロから生み出すんじゃなくて、テーマを引っ張ってきてるのはオリジナルソングなのか?とか考えると、最近のアニメもドラマも主題歌は番組のテーマを提供して作られていますよね。僕が見たりしたアニメや映画で知ってるだけでも、YOASOBI、ヨルシカ、バンプオブチキン、米津玄師さん、星野源さん等々、有名な曲のテーマがアニメやドラマや映画が元になって作られてる事ってかなり多いので問題無いですね。
むしろ、今回のキャラソン作れる能力があれば、アニメやドラマの主題歌もいける!という実力を示しているんじゃないかと思います。
ウエダアオイさんはインディーズなのにアニメやドラマの仕事が来るのか考えてみると、最近はメジャーとインディーズの境が薄いのか、インディーズバンドでもアニメ主題歌やったりしています。
柔道アニメ「もういっぽん!」のOP担当「SubwayDaydream」は大阪のインディーズバンドだと知って、さらにインタビューでオーディションでもなく依頼受けてると知った時は、どういう経緯で…?監督がファンなの?とか思いましたが、インディーズのバンドやシンガーソングライターのファンとしては、タイアップの夢が広がります。
ともかく希望としては、この元ネタ知らなくても癖になる良い曲「三澄ミコトのキャラソン」を仕上げて貰って、タイトルもつけてライブで歌っていって貰いたい事が一つ。
そしてもう一つ。これからも、元ネタ知らなくても曲のバリエーションが増えるのは楽しみなので、実体験+創作で、色んなテーマの曲を作られる事を期待しています。
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