独断偏見音楽談義番外編・あんさんぶるスターズ！！ライブレポ＠幕張メッセ / 2024.5.24 day1・昼夜【あんさんぶるスターズ！！DREAM LIVE -8th Tour "Praesepe #Cancer"- 】について語るよ！〈後編〉
筆者はマヨイ推しALKALOIDＰ（兼 finePでもあります）のため、彼らに関する記述が多くなっています。
完全に趣味で書いています。中身で間違っている箇所があったら申し訳ありません。その時はそっと教えていただけると助かります……！
また、アイドルたちの発言についてはニュアンスで書いている部分も多いです。ご了承ください。
前編に引き続き、5月24日昼夜のスタライ8thの感想・レポです。
トークコーナー①から後について記載していきます。
それより前を書いた前編はこちら↓に掲載しているので、よろしければ併せてお読みください！
まずはおさらいということで、今回もセトリから掲載します。
スタライ8th 5月24日昼夜 セトリ
★5月24日・昼
【前ナレ】スバル、アドニス
1. VARMILION / ALKALOID
2. Black Out See Saw / ALKALOID
3. Daydream×Reality / Trickstar
4. BIGBANG REFLECTION!! / Trickstar
5. ネビュラ / Double Face
6. =EYE= / Double Face
7. Love it Love it / Ra*bits
8. ハレノヒ Suger Wave / Ra*bits
9. 金色千夜夢舞台 / 紅月
10. 想ひ出綴り/紅月
11. NA NA NA SUMMER NIGHT BeeAT / Crazy:B
12. Crazy Anthem / Crazy:B
13. 罪の底 / UNDEAD
14. Gate of Abyss / UNDEAD
【休憩タイム（画面4分割になるやつ）】Crazy:B
【トークコーナー①】紅郎、一彩、斑
15. 君印 Be Ambitious!! / MaM
16. HELLO,NEW YEAR!/ MaM
17. Distorted Heart/ ALKALOID
18. 翼モラトリアム/ ALKALOID
19. 斬-決意の刃- /紅月
20. 絲/ 紅月
【トークコーナー②】燐音、創
21. メルティ♡キッチン / Ra*bits
22. ヒカリスペクトル / Ra*bits
22. PARANOIA STREET / Crazy:B
23. Crazy Roulette / Crazy:B
【トークコーナー③】薫、アドニス、北斗
24. Nightless World / UNDEAD
25. Resurrection of Soul / UNDEAD
26. 1st SING-ALONG / Trickstar
27. 幸せの歌 / Trickstar
アンコール. BRAND NEW STARS!! / 全員
【後ナレ】ALKALOID
★5月24日・夜
同日夜は、前ナレがマヨイ・光、後ナレがTrickstar。
その他セトリや休憩タイム、トークコーナー担当メンバーに変更なし。
星の光が導く先に征こう
これまでとこれからを繋いで。駆け抜けた後半戦
休憩開けはMaMの「君印 Be Ambitious!!」からスタート。
「HELLO,NEW YEAR!」では、スバル、アドニス、光の3人がバックダンサーとして途中から登場するという粋な計らいで会場も盛り上がりを見せた。
曲の披露後には斑から「バックダンサーを募集していたら、やりたい！と立候補してくれたのがこの3人だった」と明かされるなど、舞台裏についての言及も。初めての試みだったけれど上手くいってよかった、とニコニコする4人が可愛らしかった。
続いてはALKALOIDのステージ。
「Distorted Heart」でダンサブルな表情を見せたかと思えば、「翼モラトリアム」でしっとりと歌い上げるALKALOIDの面々。後述するが、個人的に最後「翼モラトリアム」だったのは、ALKALOIDの辿るこれからに思いを馳せたときとてもいいな……と思った。
一彩が「続いてはALKALOIDで……」と、まだ自分たちのステージを続けそうになったところに藍良が「ちょっとちょっと！」という感じでツッコミを入れたり、巽が「次のユニットが”ちぇすと－！”と斬りかかってきてしまうかもしれませんからね」「ウム、それは困るね！」のようなやり取りをしていたのも可愛い。マヨイはうふふ……という感じだった。（喋ってはいた、はず）
こうして無事に紅月が登場。「斬-決意の刃-」の刀を用いたパフォーマンスは圧巻だ。特に、刀の扱いに慣れている神崎の刀を上段に構えた時の姿勢の美しさにはため息が出る。最後に披露した「絲」は、これまでの彼らの歩みとこれからに思いを馳せる歌詞が美しい楽曲だ。
どのユニットも、イベントストーリーやMVでのダンス技術の向上といった側面などから成長を見守ることができるのがあんさんぶるスターズというコンテンツの楽しさだが、彼らもまた、今に留まることなく明日を見据えて進んでいくのだと感じられた。
燐音、創の2人によるトークコーナー②では、正反対な雰囲気の2人が生み出す絶妙な掛け合いがツボだった。創が燐そろそろ次の曲の出番の支度があるからそろそろ行かないと……と言えば、燐音が「それじゃあこの会場のファンを独り占めしちまうけどいいのかァ？」のように問いかけ、創が「はい♪」と返答するシーンも。（いいんだ……）と思わず笑いが零れてしまった人もいたのではないだろうか。
その流れを汲んで、続いてのユニットはRa*bits。アルバム衣装で登場したのだが、これがあまりにも可愛くて……！「メルティ♡キッチン」の振り付けでショートパンツのしっぽが見えるような振り付けがあって、そこでは歓声が上がっていた。「ヒカリスペクトル」ではRa*bitsらしい、可愛さと感動が融合したステージを届けてくれた。
続いてCrazy:Bは「PARANOIA STREET」「Crazy Roulette」で「らしさ」全開の”ノれる”ステージを見せてくれた。特に「Crazy Roulette」のサビ部分「Crazy Roulette 回せルーレット」ではその歌詞に合わせて手に持っていたペンライトを小さく回すなどしてしまった。
メインストーリーで燐音が「ライブは楽しんでこそ」のような発言をしていた記憶があるのだが、Crazy:Bのステージにはそれが詰まっていると思った。音に全身を委ねて、フィーリングのままに楽しむ。音楽をどのように楽しむかは様々だけれど、たまにはこんなふうに「楽しい！」に感情を委ねきるのも悪くないなと思うステージだった。
最後のトークコーナーを担当したのは薫、アドニス、北斗の3人。
真面目で素直なアドニスと北斗に翻弄される薫という構図が面白かった。
特に、「薫の真似」だと言って甘い言葉に挑戦した北斗には客席からも「キャー！」という歓声が上がっていた。
また、このトークコーナーが始まるタイミングで「座って休むといい」のような声かけにはファンからは「はーい！」という返事が。ファンたちの着席を確認したアドニスの「いい子だ」にも黄色い歓声が上がっていたのも印象深い。
トークコーナー後に登場したのはUNDEAD。
「Nightless World」では、ロック好きな晃牙によるギターの演奏ももちろんしっかり堪能できた。最後は「我らの名前を呼んでくれ」ということで「Melody in the Dark」……ではなく、「Resurrection of Soul」が披露された。これまで、彼らの代名詞（？）的な立ち位置にあった「Melody in the Dark」ではなく「Resurrection of Soul」が披露されたことも、UNDEADもまた一つ先へ、未来へと進んでいるのだろうと感じられた。
出演全8ユニットの最後を飾ったのはTrickstar。
「1st SING-ALONG」では、これから先の未来も一緒に歩んでいく、という温かい歌詞の楽曲だ。「幸せの歌」も同様のメッセージソングだが、こちらは感謝の気持ちがこもった楽曲だ。これまで歩んできた一瞬一瞬と、今ともに過ごせる幸せ、期待したくなる眩しいこれからを願った歌詞が綴られている。どんなことがあっても、彼らとなら未来を信じていられる。そんな気持ちにさせてくれる、まさに「幸せ」に満ちた時間だった。
アンコールはライブTシャツに着替えて出演全員で歌った「BRAND NEW STARS!!」。最初に舞台に登場した各ユニットのリーダーを皮切りに、ユニットの垣根を越えて歌割りが組まれていた。マヨイ推しとしては、Crazy:Bのニキと一緒に登場したことが印象に残っている。
歌い終えた後は全員で「ありがとうございました」と、リーダー全員でご挨拶……からの、「ちゅっ」で締め。恥じることなくキレッキレな「ちゅっ」を披露する一彩が最高だった……。これが恒例になっているので、スタライは本当に末恐ろしいです。
♤のマーク描いてくれるのかわいいね……
【ALKALOID】音、振り、絆。全てを”化学結合”して
今回ALKALOIDが披露した4曲の構成について考えてみたが、彼らの成長を示すような構成になっていたように思う。「VARMILION」ではユニットとしてのスタンスを再確認し、「Black Out See Saw」ではこれまでの音に囚われない音楽性を模索。「Distorted Heart」では片思いの恋心を歌う”王道アイドル”成分を彼ららしいサウンドで届けた。最後を「翼モラトリアム」で締めることによって、彼らの音楽性・ユニットとしての道のりはまだまだ道半ばであり、これからも成長していくことを示していく。そんなセトリ構成であると感じ取った。
マヨイ推しとしては、マヨイが終始可愛くて、彼が何か喋る度に「かわいい……マヨイがかわいいよお……」と、うわごとのようにずっと呟いていた。
夜公演の前ナレも、緊張しているのをほぐすおまじないとして「手に“パン”と書いて飲み込む」を光に提案され、「“人”と書くのは聞いたことがありますが……」と若干困惑しつつも言われたとおりにやってみるところもなんかもうずっと、愛。
明日を照らす誰かのための道しるべ
スタライも8thになり、公演回数を重ねてきた。来年2025年はあんさんぶるスターズというコンテンツがリリースされて10周年であり、（2025年以降になるであろう）記念となる10回目の10thはどんなライブになるだろうかと今から期待を膨らませてしまう。
ALKALOIDの彼らはもちろん、その他のユニットもよりハイレベルなパフォーマンスを目指して成長した姿を見せてくれるだろう。
今回の公演も、星の輝きのようにそれぞれが個性を発揮し、ユニットとして、ESアイドルとして、大きな輝きを私たちファンの脳裏に刻んだ。
今回のツアー名にある"Praesepe #Cancer"は、日本語訳すると「かに座星団」となる。かに座の中にプレセぺ星団が位置する、という理解でいいだろうか。プレセペ星団は、暗い空の下で肉眼で確認できるほど明るく輝く星団だそうだ。
いつかの昔、暗い海の上を征く航海士は自らの行き先を星の光に頼ったという。今日の公演が、観客として来場したファンの生きる光になる。明日からの日々を、少しだけ頑張れる気がしてくる。
彼らESアイドルも、星のように明るく輝いて誰かの明日を照らす存在に違いないし、その光はますます輝きを増していくのだろう。そんな気がした。