聴覚過敏で大変だったこと
みなさんは身の回りの「音」で困ったことがあるだろうか??
───工事の音、蝉の鳴き声、賑やかな人の声──────
世の中は色々な音で溢れているが、それに嫌悪感を抱いたり恐怖でどうしようもなくなった経験がない人もいると思う。その方が多数なのかもしれない。
たぶん少数派であろう私は困った経験がたくさんある。
小さい頃からとにかく大きい音が苦手なのだ。
自分が聴覚過敏の持ち主なんだろうなと思っている。家族にも認定されている。
今回は、聴覚過敏を持っていて困ったことなどを乏しい語彙力で書いていく。
稚拙な文章になってしまうと思いますが、ご了承ください。
この記事を書くにつれて、聴覚過敏とはなんなのかを改めて調べてみた。
それがこちら。
…とのこと。(画像の貼り方がわからなかった)
これを見る限り、私は聴覚過敏と言いつつもかなり軽度なのかもしれない。
余程のことがない限り、家で生活に支障が出ることはないし、外の方がストレスを感じることは多いが、そこまで大変なケースはない。
しかし、悩むことは多いのだ。
音楽について
私は音楽を聴くことが大好きなので、毎日のように聴いているのだが、音楽プレイヤーの最低音量でしか聴けない。
イヤホンで聴いている場合、最低音量にしていても30分もすれば耳が痛くなってくる。
その痛みに耐えながら聴くと、どんどん痛みが強くなる。
聴くことをやめ、痛みが引いてもその後1時間くらい空けて聴かないと痛みがすぐ再発する。
ワイヤレスイヤホンと繋いで聴いた場合、最低音量でも少し大きめの音なので30分よりも早く耳が痛くなってくる。
悲しい。
他の人がワイヤレスイヤホンで爆音で聴いているのが考えられない。
有線にしても無線にしても、周りに音漏れするレベルで聴いている人はどんな感覚なのだろう。
そんなに大きい音で楽しめるのが心底うらやましい。
ライブについて
ライブについても同じ話である。
私も大好きなバンドが何組かいて、みなさんと同じようにライブに行きたいと思っている。
しかし、アーティストに関わらず ライブは音が大きいことで有名なので、怖くて行くことができない。
先日、大好きなバンドの1組がライブビューイングをするということで、自分が聴覚過敏なことをすっかり忘れ 友だちと一緒に行くことになった。
当選発表がされてから聴覚過敏持ちということを思い出し、「ああ…こんな恐怖と戦うなら申し込まなければよかった……」と思いつつ当日を迎えた。
当日も上記の気持ちでいっぱい。しかし、時はすぐに来てしまい、緊張と恐怖でバクバクしながら友だちと無事合流。
そしてイヤーマフと耳栓を装備しシアターに入場。
運よく座席が通路側だったのは救い。
広告のような案内(?)が始まった時に、もうすでに音が大きく「退場してしまおうか」などと考えていた。(結局この時は退場せず)
ライブが始まり、1曲目になった瞬間「あっ…これはもう無理かも……」と思った。
イヤーマフ+耳栓をしているにも関わらず、とても音が大きい。
特にベースやドラムの重低音がずんずんと耳に来る。
それでも「こんなチャンスそうそうないよな…」と思い、楽しむ。
少しだけライブの音量慣れてきた。
それと同時に耳が痛くなってくる。
しかし、大好きなバンドのライブビューイングだったため、退場はしたくなかった。
16曲目あたりで痛みに耐えられなくなったため、友だちに「ここ出てるね」と伝え退場。
そんな感じで私の最初で最後であろうライブビューイング体験が終了した。
今後、他の好きなバンドがライブビューイングを開催しても行かないと思う。
私の身の周りには聴覚過敏の方がいないので、(他にも悩んでいる人はいるのだが)「なんで私だけ…みんなと同じでライブを楽しみたいだけなのに……」と思ってしまう。
たまにこのことを考えて眠れなくなる。
悲しい。悔しい。悔しすぎる。
バンドは生で体験しないと本来の良さはわからないものなんだと思うが、今後もライブDVDで我慢するしかない。仕方ないのだ。
さて、少しだけ映画の話をしようと思う。
映画について
映画も、劇場で見るとかなり大きい音なので苦手である。
普通に演技をしてセリフを喋っているシーンは平気なのだが、劇中に音楽が流れてくるともうだめになってしまう。耳を塞がないとやってられない。
強いて言うなら、特殊な効果音も苦手だ。
エンドロールで流れてくる曲も、どんなに好きであろうと音が大きすぎて無理である。
エンドロールぐらいになると、観客はそれぞれ退場の準備を始めたりしているが私は耳を塞いでいないと耐えられないので、ようやく準備できるようになるのは会場が明るくなってからなのだ。
うーん、悲しい。
そういうこともあり、映画館で映画を見ることはかなり少ない。
家でDVDなどで見る方が気楽に見られるので好きだ。
あとは、花火と雷の話をする。
花火と雷について
まず、花火について。
たまに家の近くでもないが、花火が見える範囲で花火大会が開催されることがある。
幼少期は見に行っていたようだが、その当時も音に対して泣き叫んでいたらしい。
あまり記憶していないが3・4年前にも家の近くで見たりしたことがある。その時も耳を塞いでいないと音が大きすぎて耐えられなかった。
耳を塞ぎながら見るのは地味に苦痛なので、最近はもう見ることをやめてしまった。
「家にいても音すごいな…」と思いながら家にこもっている。
これについては何故だかあまり悲しくない。開き直っているのだろうか??
次に、雷について。
雷も昔から苦手だ。
光も嫌ではあるが、とにかく音が無理。
最近はすっかり重度の雷恐怖症になってしまった。
遠雷を聴いただけでパニックになり、近づいてくると涙が止まらなくなる。
それも全て音がとても怖いからである。
雷恐怖症が悪化しすぎて、ちょっとでも雷が鳴りそうな天気の時は出かけられなくなってしまった。
まとめ
聴覚過敏がなければもう少し楽に生活できた気がして本当に嫌になってしまう。
ネガティブなことしか書いてませんが、少しでも共感してくれる人がいたら嬉しいです。
コメントも嬉しいです。
聴覚過敏はそうそう治るものではないと思うので これからも向き合って生きていきます。
締め方がわからなくなってしまいましたが、またいつかお会いしましょう。
それではまた。