この映画で泣くことは無いと思っていた。
今更思い出したので書いてます。
どうもこんにちは、たいにゃです。
先日(ライブよりも前)友人と夜明けのすべてを見てきたのでその感想を話したい。
題名については最後に話しますので良かったら最後まで読んでくださると嬉しいです。
個人的に予告映像やInstagramのリールを見ていても雰囲気が好きな映画だった。
松村が主演ということで本を買ってもみたがとても好みだった。
その頃(昨年11月頃)自分はメンタル的にも不安定で学校に行けない、行っても別室登校というようにクラスに馴染めていなく、さらにテストラッシュによりメンタルがボロボロだった。
その時に夜明けのすべてを読んで、心がすごく軽くなった。
読んだ後のあのスッキリ感というのか、体が少し軽くなったようなあの気持ち。
映画ではどう描かれるのかというような場面などもあり、何周も読んだ。
そして映画本編の話に入るが、映画では書かれていない場面が多くあった。
ネタバレにはなるが、お守り差出人探し。
郵便受けにお守りが入っていてそれが誰からなのかを山添くんと藤沢さんが探偵のように考える場面。個人的にあまり好きでは無かったが映画では書かれていなく驚いた。
夜明けのすべては全体的に落ち着いた雰囲気だが所々にクスッと笑えるようなセリフがたくさんある。
藤沢さんが山添くんの髪を切るシーンはすごく笑ってあれは笑わないことが出来ないくらい私のツボ。笑
あの独特な雰囲気が癖になる。
そしてもう1つ良かったところが恋愛に発展しないことだ。
大半の映画が恋愛を含み、キスシーンがあるのがセオリーのようになっている。
でもこの映画では山添くんが「もしかして僕のこと好きなんですか」と聞いても「なんで。」というように恋愛感情が少しもないのが伺える。そこもこの映画の魅力の一つだと思う。恋愛のドキドキ無しで素の自分、隠している、隠されている本当の自分のまま見れるような。水も何も吸っていないスポンジにこの夜明けのすべてという水を吸わせているようなそのくらいスっと入ってくる内容。
しかし個人的にあまり、、、と思ったところが一つあるが、
終わり方が少し悲しくなった。山添くんも馴染めてきて平和な日常。が続くかと思ったが、藤沢さんが母親の介抱のために栗田化学を辞める。
自分はこれがすごく切なかった、謎だが。
本では母親が足を悪くした事実が無かったから映画で1番驚いたと言っても過言では無い。
ハッピーエンドと言われればそうだが個人的にはバッドの方が強かった気がする。
そして題名の泣くことは無いと思っていた件。
この映画では泣くことは無い、ただ心が軽くなってこれからの日常が行きやすくなるような映画。
だと思っていた。
しかし最後のプラネタリウムのシーン。
「喜びに満ちた日も、悲しみに沈んだ日も、地球が動きつづける限り、必ず終わる。そして、新しい夜明けがやってくる。」
このセリフを藤沢さんが言った途端、自分の目からぽとぽとと涙が出てきた。
今まで溜め込んでいたものが溢れ出したのか分からないが、自分でも分からず泣いてしまった。
「明けない夜はない。」この言葉がどんなに明るい言葉なのか、人を元気づけるような、安心させるような、そんな言葉。
藤沢さんの声が、語りかけるような、優しい声だったのも1つの理由だとも思う。
人に優しくなれる気がする映画。
実際少しは心が洗われ、軽くなったと思う。
今回松村が主演をやったくれたことで出会えた映画。
瀬尾まいこさんの小説を他にも読んでみようかなと思う。
相変わらず終わり方迷走中だが終わります。
読んでくださった方ありがとうございました。
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