短所を考える必要、 無い。
これは絶対君主ジュラザウラーである。
彼はスピードが低い代わりに高い攻撃力を持つ、
非常に魅力的なキャラクターだ。
だが、もしジュラザウラーの攻撃力が抑えられて
スピードが上がり、良くも悪くもオールマイティーになったらこのツラの割に"面白くない奴"になってしまうのではないだろうか。
人間の能力に関しても同じことだ。
長所と短所は紐付けされている。
ダメな所を良くしようとすると良い部分が下がり
平均化されるのだ。
うろ覚えだが、村上龍の"愛と幻想のファシズム"に
「魅力的な人間というのは何かが突出しているよりも、何かが大きく欠如していることの方が多いのだ。大体ツキノワグマとかのボスは片目に傷があって見えてなかったりするだろう。」みたいなことが書いてあった気がする。
欠けていること、これは1つの魅力なのだ。
短所を改善しようとすると魅力が削られてしまうのである。短所なんか考えるより、同じ時間で長所をどう活かせるか考える方がよっぽど良いだろう。
短所を考える必要は無い。