好きと言わないと死ぬ説

恋愛って、本当に面倒くさい。最初は軽い気持ちで「まあ、誰かとおしゃべりしてみようかな」とか思ってたのに、気づけば無駄に深く考えてしまってる。なんで返信ひとつがこんなにも重いんだろう。送るのか、送らないのか。送ったら変に思われるんじゃないか、と思うと心臓がバクバクする。まるでこの一言が自分の運命を決めるみたいなプレッシャーを感じるわけ。実際、運命なんて何も決まらないのに、ね。

タイムラインを見てると、あれ？他の誰かと絡んでる？ああ、そう、フォロワーの数が増えるたびに、まるで自分が他の誰かに奪われていくかのような感覚になる。全然自分のものでもないのに、あの人のタイムラインに「いいね！」がたくさんついているのを見ると、急に心がギュッとなる。別に何も変わらないんだけど、なんでか「何かが奪われていく」感じがして焦る。

その結果、つい余計なことを考えて、タイムラインを何度も開いてはスワイプして、結局は何もしていない。頭の中で「これ送ったらどうなるかな」「それとも、やっぱり送らない方がいいかな」とか、何も進展しない考えをぐるぐる回しているだけ。でも、その無駄に悩む時間が、案外楽しかったりするんだよね。まあ、結局何も変わらないんだけど。

でもさ、ほんとにおかしなもので、返信しようかどうか悩んでいるうちに、時間がどんどん過ぎていく。そしたら結局、返信するのを忘れたフリして「まあ、いいか」って開き直ったりして。なぜかそれが一番ラクだと感じてしまう。でも、結局次の日になるとまた「あれ、やっぱり返信しとけばよかったかな？」って思い始める。これ、完全に自分に酔ってるんだろうな。恋愛の謎だよ、ほんと。

その間に、他の誰かがその人とやり取りしているのを見ると、何もしていない自分がちょっとだけ後悔したり。でも、その後悔がまた楽しいんだよね。なんだかんだ言って、振り回されてる自分がちょっと面白くて、しょうもないことに悩んでいる自分が愛おしくもある。結局、恋愛っていうのは、最初から最後まで自己満足のゲームなんだろうな。

でもさ、そのゲームにハマっちゃうから困る。返信しないことで自分がどうなるか、考えれば考えるほど混乱する。けど、そうして何も進展しないのに、また心の中でワクワクしちゃうんだよね。結局、またタイムラインを見て、返信しようかどうか悩むことを繰り返して、また同じところに戻るんだ。恋愛って、結局は無駄に面白いよね。