鍵括弧
以前、菊理媛さまのことにすこし触れて
それからまたしばらく思考を巡らせたり
資料を読んでまた
閃いたことがあり
菊理媛神
存在が、まさに「 」鉤括弧
ではないかと
鉤 =引き上げるもの
括 =括るもの、まとめ上げること
弧 =渡す橋、橋を架ける、二極を結ぶもの
カギ の部分は
鍵 =keyword
でもあると思う
菊理媛神についての神話は
“ 黄泉比良坂にて
泉守道者(よもつちもりびと)は
「私はこの国(黄泉の国)に留まりますので、ご一緒には還れません」という
伊邪那美からの言伝を、伊邪那岐に告げた。
そして、菊理媛神は
口論をしていた伊邪那岐と伊邪那美の前に現れ
何かを言った。
すると、伊邪那岐は
泉守道者と菊理媛神が言ったことを褒めて、帰って行った。 ”
と あり
伊邪那岐と伊邪那美の仲直りのきっかけを作った
縁結びの神さま という面が大きいのだけれども
菊理媛神が、そこで 何を言ったのか は
明記されていなくて
何を言ったのか よりも
その行いを為したこと
その行為が
必要だった
のだと思う
何をしたのか ではなく ただ、それをした
ということ
私は
「言葉にならなかったこと」や
「表に出ていないもの」のほうにも
寧ろ、そちらのほうに興味がある
目に見えないもの 声にならず 触れられないもの
あらわれていない
しかし確かに 在る ものを、感じるために
あらわれているものを見、聞き、嗅ぎ、触る
知る
表面にあらわれて直接目に見えること
よりも
その向こう側、奥深くにある精神性
のほうに興味があるというのは
我ながら蠍座に個人天体を多く持つ星図の生まれだと
実感するところでもある
蠍座 ⇄ 牡牛座
逆に、牡牛座的なことを実感すると
それはそれで、とても幸福感や喜悦
肉体的な充足感に満ち満ちることが
すごく「ああ、今、生きているなあ」と
実感することに直結しているので
矢張り対向の sign 180°の組
向かい合わせ
oppositionから学ぶことは多く
大切な線だな、と染み染み思う
私は、ありがたいことに
いろいろな人から相談を受けることが多く
「上手くいかないんだよね」と
困ったように(でもそれを隠すために)笑いながら話す人たちの
その瞳の奥に燻っている火の種を
秘めたる閃光を
見るのが好きだ
私はそれを見つけるのが得意だし
その種が
芽を出し
愛の水と命の火で
育ち
大地にしっかりと根を張り
天空に向かって茎を伸ばし
葉を縦横無尽に広げて
その人自身の、その人だけの
美しい花を咲かせることを
見届けたいし
そのための鍵を手渡したい
手引き
宇宙の導きを
星の声を
伝えたい
そして
どんな人もひとしく
ありのままの自分で
そのままで、生きやすい場所で
ゆっくりと息のしやすい環境で
自由に生きていてほしい
思いっきり、存分に
この生を生きて
この星を生きて
自由に生きて いたい
それが 私の願い
Desire
語源は「星に願うこと」
sidus ラテン語で「星、星座、夜空」
蠍座の keyword 鍵言葉は
「 I derise. 」
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