空白
仕事に集中していて、時間が経つのも気づかず、ふと外を見たら夕暮れが近づいていた。
空は綺麗だった。オレンジっぽい黄色から美しい紫へと移り変わっていた。
日々は過ぎ去り、世界は毎日回っている、決して同じではない。変わらないことは一つだけだ: 空がいつも輝いていて、触れられないまま、堂々と、ありのままで。
どういうわけか、飲み込まれそうに感じるくらい空を見つめていると、ふと高校時代を思い出してしまう。最近、妙に懐かしい気持ちになる。だけど、何があったんだろう?この気持ちは、何かが未完成で、空白のまま残されているような感覚だ。
告白しなかった初恋?大事なことに全力を尽くせなかったこと?よくわからないけれど、あの時何かが見過ごされた気がする。この感覚は初めてじゃない。
まあ、空が答えを教えてくれるわけではないだろうけどね。