ジャスコと仮装大賞
三連休最終日。
実家の近くのジャスコに入っているダイソーで毛糸を買い足して、編み物をした。
イオンに名前が変わってからもう十年以上経つと思うが、未だにジャスコだと思っている。
小中学生、いや、大学生になる頃までジャスコにはおめかしをして行っていた。
よそゆきの気分というよりは、同級生やその家族にダサい姿を見られたらどうしようという不安が理由だった。
もうこの歳で、同級生もきっと地元を離れているだろうが、今でもなんとなく居ないはずの彼等の視線を気にしながら生きている。
でも最近少しだけ変化があって、寝巻きにコートを着て、すっぴん、マスク、眼鏡でジャスコに行けるようになった。
誰も自分を気にしていないとなんとなく実感を持ってわかるようになったのだと思う。
最悪「あの人寝巻きだ」と思われても、なんてことはない、と思えるようになってきた。
それから、今夜は仮装大賞をテレビで見た。
昔はあのローカルな感じが気恥ずかしく、どちらかというと苦手な番組だったが、今日は意外とすんなりと受け入れられた。
むしろ、あれに出場している方々の感性は純粋で美しいなと素直に思った。
年齢を重ねたからなのか、精神的に成長したからなのか、なんだか少しだけ世界が広く見えるようになってきたこの頃である。
編み物は終わらないが春が来るらしい。
ではまた。