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ギュスターヴ・モロー展と乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展
4月26日。雨。
開場と同時にI氏とモロー展。
夢を集める職人と自ら名乗ったモロー。
美しいファム・ファタル〈宿命の女〉たちよりも 印象に残ったのは、翼の生えた恋人と自身が並んで雲の上を歩く、落書きのような可愛らしい絵だった。今回の ポストカードはこれ。だって可愛いんだもん。
「 女というのは、その本質において、未知と神秘に夢中で、背徳的悪魔的な 誘惑の姿をまとってあらわれる悪に心を奪われる無意識的存在なのである。 」
という一文だけメモして帰ってきた。果たしてそうかね。
新橋駅前ビルにて昼からお寿司を食べ、パーラーキムラヤで茶をしばいたのちミーティング。
何が起きたらつらいかをひたすら考える作業はかなり疲れる。主人公をいじめるほど葛藤が生まれ 物語がおもしろくなるそうだ。残酷だなあ。「うわ、ひでえ。」 「最悪」などと言い合いながら進める。
I氏は先日、退職祝いに3冊の本をくださった。
シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」
ジェームス・W・ヤング「アイデアのつくり方」
ヴィクトール・E・フランクル「夜と霧」
どれもこれからのわたしにとって とても大切に違いない。上記の3冊で十二分なのに、誕生日プレゼントは何が欲しいかとたずねるので、「今年もいろんなところへ連れて行ってほしいです」と お願いする。わたしは欲深い人間だ。
夕方にはT.H氏と乃木坂46だいたいぜんぶ展へ。まあまあ謎のはしごである。
グッズコーナーで 「何か好きなものをひとつ買ってあげる」と言うので、軍手を買ってもらった。可愛い。それとは別に わたしの推しである齋藤飛鳥さん本人デザインのタオルもいただいてしまった。「お誕生日おめでとう」だそうです。とんだ幸せものかもしれない…。
親子三代で通っている六本木のイタリアンで軽く飲む。T.H氏とその店へ行くのは二度目だった。
脚本を書くにあたっての 素敵なアドバイスをいくつかいただく。
「毎日寝る前に、例えば10分。毎日 10分で3分の話を書く。そのとき目に入ったものをテーマというか、タイトルにして。これを習慣にする。俺は一年くらいでやめちゃったけど、いまでも読み返して アイデアをつかったりすることがある。短い時間でパーっと書くから日記みたいな日もあるし、そのとき思っていること、感じたことなんかがわかりやすく反映されていて、いま読み返してもおもしろい。一年続けて、物語としておもしろいと思えるものは4、5本だけどね。これは、いい練習になったなあ。」
わたしのまわりの、わたしがおもしろいと思う作品をつくりだしている脚本家達はみんな揃って「ひとの脚本を読んだ」と言うなあ。読みます。
銀座に脚本専門の図書館があるらしいので近いうちに必ず行く。