少女漫画とりぼん
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わたしの基盤は、間違いなく
漫画雑誌の りぼん から
造られたものだな、といつも思います。
好きな漫画は?と問われたら
りぼん。
そう、答えるようになった
タイミングが、あって。
少女漫画、ってひと纏めにしない
理由があります。
"りぼんという雑誌名がとても好きです。花束とかプレゼントとか幸せな物には、いつもリボンがついてるし「結ぶ」って言葉にもつながる。可愛くて、大好きな名前。"
この言葉を見た、その日から
同じようで、違う。
私の中の 特別 に気づけました。
少女漫画 と りぼん
もちろん、どちらも、わたしにとって
必要不可欠であることには
変わりがないけれど。
そんな、きっかけの言葉を
いくつも、与えてくれる。
持田あき先生の漫画から、
5つ選んでみました。
☁️ 君は坂道の途中で 全3巻
この漫画のおかげで、
私は持田あきという存在を
知ることが出来た、そんな
思い出の作品です。
数え切れないほど読み返していて
その回数は、
どの作品よりも多いかな
と、思います。
だけど、この言葉を
ちゃんと理解できた、
そう思えたのは
わりと、最近のことで。
" 考えろ、自分の力で道を選べ。
俺は絶対、お前の逃げ場所になんて
なってやんねぇよ!"
居心地の良い場所を
自分の居場所だと勘違いして、
現実から目を逸らしてしまう時には。
この台詞を思い出すように
しています。
こんな言葉をくれるひと、
なかなか居ないと思うから。
もしも、出逢えたら
大切にしたいです。
☁️ 汽車より、はるか
キラ星のごとくに収録されている
読み切りの1つです。
夢に打ち込み、破れる。
それに憧れてしまうほど。
向かうべき場所が分からない、
夢中になれるものが見つからない。
長い間、そんな気持ちを抱えて
生きてきた私にとって、
本当に宝物みたいなお話でした。
表題作はもちろん
どのお話も、
前に進む勇気をくれるから
必ず、誰かにとっての
大切な一冊に、なっているんだろうな
と感じながら、読んでいます。
" 夢を追うには、強さがいる、
弱さがいる、時間がいる
夢は必ずは叶ってくれない
けれど彼らは恐れない、後悔しない "
☁️ ブルー・リボン
きっと、漫画のなかで、1番好きです。
1番なんて、
簡単には選べないし、
そもそも、比べることでは
ないかもしれない
それでも、
そうなんです。
" 葵がいてくれなかったら
こんなに夢を
大事に出来なかったかもしれない "
このお話を読んでいない自分は
もう、想像できないくらい。
葵と小夏の関係は、
今までに見た
どの2人より、憧れです。
" あなたと私のハートを取りかえて
そしたら私がどれだけあなたを好きか
全部わかるはず
———— それとも私が
あなたの気持ちを知るのかな ... "
持田先生の描くモノローグが
とても好きですが、
とくにブルー・リボンは
だいすきなモノローグばかりです
☁️ ロイヤルストレート
恋愛色が強めで、
ちゃんと、少女漫画というイメージ。
だったのですが…
今も、昔も、
ブレない軸みたいなものが
しっかりと、そこにあり、
感動しました。
" 奇跡を待ってる程 暇じゃないの "
ひとりで突っ走って、
空回りしてしまったり。
振り返るたびに、これでいいのかな?と
自分の行動に自信が持てなかったり。
そんな時、何度も
この言葉に、救われました 。
一緒に収録されている、
あなたに恋して私は、も大好きで。
あなたに恋して、いい風に変われた、
強くなれた。そんなお話が、
漫画に限らず好きなのですが
そんな私の原点とも言えるかなって。
☁️ キティ
" 告白も キスも 失恋さえも
恋は全部あなたにしたい "
" 余裕なんかいつもない
ギリギリまで あなたが好き "
この台詞が、ずぅっと
頭から離れないんです。
叶わない恋をしていたので、とくに。
このまま持ち続けていていいのか、
分からない、この気持ちを
特別なものに変えてくれるような
そんな言葉でした。
あと、ここでキティを選んだ理由は、
作者のことばが、とっても素敵だからです。
わざわざ此処には、書かないけれど
あとがきや、表紙をめくった中にも
ひと言を添えて楽しませてくれる、
そんな持田あき先生の心が
なにより大好きで、尊敬しています。
♡
本当に、わたしを構成している
という言葉に相応しいほど。
たくさんの元気を貰い続けているので。
その愛を、
こんな風に思う存分語れて。
いま、とっても幸せな気持ちです。
ここまで読んでくださって
ありがとうございました。
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