1月11日、外に出なくてはならない
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成人式に出席し、地元の中学の同窓会に乱入、それなりに楽しい夜を過ごした。
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爆発的な鬱感情と共に目覚めた。ベッドから動けず、その日は一日何もできなかった。窓から差す夕日に『今日を無駄にしてごめんなさいと言え』と強く責められている気持ちになった。学校に行かず、曲も書けず、縋るようにネットゲームをやっていた14歳の頃を思い出した。寝る前、母親が作ってくれた晩飯をすべて吐いた。
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鬱感情を引き摺っている。隣の部屋の生活音が怖くてベッドから動けなかった。毛布の中で丸くなりながらごめんなさい、ごめんなさいと繰り返していたら隣に住んでいる人が出勤したようで静かになったのでベッドから出た。母親が作ってくれた朝食を完食したのち、全て嘔吐する。強烈な自己嫌悪や、生活がうまくいっていないことに対する不安など、強い感情を持てているうちは、その感情たちが吐き気や眼圧の上昇など体性感覚を伴って連れてきてくれるだけマシだ。これが進行してくると無感情、無意思、無感覚になっていき、生きている実感が完全に消失する。世間ではこれを鬱病と呼ぶ。
1:15 PM、地元の友人に相談した。彼の言語化能力に少し救われた。
今日はもう何もできないかもしれない。それでも、自分の傷を舐め続けていてはいけない。
まず外に出て、外界と接点を持たなければいけない。外の空気を吸わなくてはいけない。今日は、それだけで良しとしようと思う。1月11日、外に出なくてはならない。