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2024.5.30 cali≠gari 「cali≠gari 30th Caliversary"1993-2024"『0』」 @ 中野ZERO小ホール

cali≠gariの30日企画ラスト公演。2019年に配布された『0』の再現ライブとかいう、ドントミスイットな内容のライブでしたので、行く以外の選択肢はありませんでした。

しかも、会場が私が好きな中野区にあるとのことで、尚更行くっきゃない感じでした。なんで中野区が好きかって聞かれたら、なんとなくとしか言えないのですが。少なくとも、志村正彦さんの影響は絶対に受けていると思います。

会場のネーミング的に、勝手に新しい施設なのかなって思い込んでいたのですが、地元にもある市民会館的な、ちょっと古さを感じる建物でテンション上がりました。こういうのでいいだよおじさんになった(?)。



良すぎ

この日は『17』ツアーのグッズ先行発売がありまして、いつも以上にガリストが列を成していて、皆さんのグッズに対する本気度が伝わってきました。私と友人もガチofガチだったので、余裕で結構前方にいたんですけどね✌🏼。

カラーがランダム式だったジュリ扇を購入し、普段は苦手なので10000%選ばないピンクが出てきた時は、そういうもんだよねと苦笑いしました。でも、この子(子?)は私を選んでここに来てくれたのだと、全てを受け入れることにしました。たくさん振ります。

会場に入ると、BGMが「0」縛りになっているということに途中で気づきました。cali≠gariの客入りBGMは何かとテーマが設けられていてかなり好き。
「第ゼロ感」が流れた時には、ライブ前なのに1人で勝手に盛り上がってました。(余談ですが、THE FIRST SLAMDUNKの再上映、観たすぎて困っています。)

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ライブの感想ちゃん。

・SEであの足音が聞こえてきて、昔の「入口」で始まって「出口」で終わるアルバム構成がかなり好きなことを思い出す。またやってほしさもある。

・『0』の曲は初めて生で聴く曲のオンパレードなので、それらが聴けるだけでもうそれだけで良いライブなのは間違いないのである。
「IF」が生で聴けるだなんて思ってもみなかったもの。
研次郎さんのベースは相変わらずエグいし、石井さんの歌は相変わらず訳わからん程上手いし、青さんはきっとものすごく緊張していたせいかスペイシーになっていた。笑

・『0』バージョンの「禁色」…この日限りなんて寂しいこと言わないで?って感じ。どちらも好きなので交互にやってほしい、なんていうわがまま。

・「誘蛾燈」は『0』には入っていないはずなのに、世界観に溶け込みすぎて、まるであったかのように感じられた。

・1番楽しみにしていた「人形の家」。ロリータ限定の時の1曲目にやったと知った時、血の涙を流しそうになったので。さすがの石井さんもあの高音は苦しそうだった。(その後石井さんのブログでその原因?を知ることとなる。とにかくお大事に…。)聴けて嬉しかった。

・白石さん渾身のSEで始まったのは「その斜陽、あるいはエロチカ」。曲中になぜか、前にフォロワーさんが石井さんの低音を多量摂取してあれはodと言っていたことを思い出した。わかる気がする。
(このフォロワーさんにライブ後初めてお会いできて、柏か新潟で待ってますよって謎の圧をかけたら、茨城を追加購入してて最高だと思った。その時言い忘れてたけど私も茨城行くのでね。)

・「隠されたもの」、聴けば聴くほど好きになる。この辺りから、この日のサポートドラマーであるササブチさんのドラムが私の好みの音なのでは?と考え始める。音楽素人なので詳しいことはわからないんだけど、重みを感じるドラムが好きです。

・イントロが聴こえた瞬間ガッツポーズをしてしまった「薫風、都会行き行きて」。青さんの好きな5月。その5月の風を感じさせる曲。
個人的には5月は苦手な部類だけど(単純に病むから)、この曲のおかげで乗り越えられるみたいなところはある。あっという間の5月だったね。

・からの「夏の日」。このつなぎ、ズルすぎるよな〜〜〜!
なぜかこの日聴いた「夏の日」は今までよりも胸に響いてしまって。斜め前にいたガリストさんは泣いていたように見えたけど、本当にその気持ちわかるなって思っていた。夏も苦手なんだけどさ、この曲に救われながら歩いていくんだよ、きっとね。
ちなみに、なんとなくこの時研次郎さんの指の動きばかり見ていた。よくわからない動きをしていた(ど素人の感想)。

・ここで青さんが「高校生の頃に作った曲をやります」って言ったから、え、何、新曲?って思ったし、そのつもりで聴いていたんだけど、「壊れた影絵」(『カリガリじゃない(T_T)』収録の青さん曲)という曲を、「Moonrise Silhouette」と名を変えてやったのだと後々知った。これが非常に良かったので、音源化…してくれませんかね?

・MCで、1番前列の座席に誰もいないのを見て、「みんな死んじゃった?」と言い放つ研次郎さん、サイコパスかな?ちなみに、カメラ用の席として空けていたとのことだった。

ササブチさんがガリストから黄色い声援を受けるのを見た青さんは「あまり調子に乗るなよ?!」とプチギレしていて笑った。

何故今日は中野でライブをすることになったのかという話。
青さん「30日企画はゆかりの場所をまわろうっていうテーマがあったんだけど、なぜ中野が入っているのかは本当にわからない」
研次郎さん「俺と秀仁くんが初めて会ったのは中野だよね?中野のロイヤルホスト。」
青さん「あそこにあるんですよね。」
研次郎さん「秀仁くんの第一声が"かっこいいですね"だった。」
青さん「あの時の石井さんもかっこよかったですよね。ギャルソンのベージュのコートを着てきて…。」
「ロイヤルホストで打ち上げします?ジャワカレー食べたい〜。」
ロイヤルホストに行きたくなった。フォロワーさんで本当に行っている方がいて、さすがだと思った。

研次郎さんが、石井さんは優しくて良い人なんだと語りたいがために、
研次郎さん「この前横浜でライブやった時に、俺転んじゃったんだよね。ライブが終わった後、秀仁くんがバッて走ってきて、"研次郎くん、大丈夫ですか?……靴。"って言われたの。靴が傷ついちゃってて、"高いヤツですよそれ!ヤバいっすよ!"って。そっち??って思ったけど。」
と話していて笑った。優しさの方向性。
(なお、このことについて石井さんがブログで触れており、どこまでが真実なのかよくわからなくなりました。これからも仲良くいてね…苦笑)

・区の施設ということもあってか、キッチリ時間を守らなければいけないようで、こんな長話している場合じゃない!とライブ本編へ戻る。

青さんが「良い時に来たね。もう二度とやらないよ。」と言って始まったのは、「LOVE 4 U」。そんなこと言わないでぇ。石井さんがあの歌詞を歌うの、なんかちょっとキュンとくる。

・ここからは怒涛の盛り上がり曲。
「禁断の高鳴り」「コズミック然れど空騒ぎ」「淫美まるでカオスな」「燃えろよ燃えろ」。めっっっちゃ汗かいた。この日は指定席公演だし、お気に入りのスカートを履いて行っちゃお♪と浮かれたことを少しだけ後悔した。やはり動きやすさも重視するべきである。

・アンコール、まずは青さんが1人で出てくる。少しだけ神妙な面持ちで。
「…残念なお知らせがあります。」という一言から始まった告知。アルバム『17』の発売日が6月26日に決定し、頑張って柏公演の日には最速で手に入れられるように予定している、とのこと。6月中だし別に残念じゃなくね?と思った私は、それなりにガリストとして生きてきたのだなと思った。笑

今回のアルバムはハピネットから発売されるとのこと。ハピネットってアニメ系じゃなかったっけ?と思って後々調べたら、意外とそうでもないことがわかって驚いた。

まあとにかく、『17』とツアーが楽しみすぎるのに変わりはないのだ。

青さんが告知をした後、研次郎さんとササブチさんがどこか興奮した様子でステージ上に現れたから何事かと思ったら、会場を間違えてたまたま楽屋付近に入ってきてしまった松村邦洋さんと遭遇し、一緒に写真を撮ってもらったとのこと。あんなに嬉しそうな研次郎さん、もしかすると初めて見たかも。青さんが頑張って告知をしていた裏でそんなことが起こっていたとは…笑。
(ライブ後、フォロワーさんも遭遇して写真を撮ってもらったようで、すごく優しい方なのだなと思った。)

・小岩公演より前に、『17』から2曲最速で聴けちゃったわけ。やったね。
石井さん曲の「龍動輪舞曲」と、青さん曲の「バカ!バカ!バカ!バカ!」。
前者について、
青さん「なんでこのタイトルにしたんですか?辰年だから?」
石井さん(マイクを通さず)「作った時は何か意図があったんでしょうけど……。辰年だからですかね。」←嘘じゃん。

で、演奏が始まる…かと思いきや
石井さん「今日何の曲をやるのか知ってる人も何人かいるんですよね。リハの時に青さんのギターを撮ったらセトリが写りこんじゃって、載せちゃいけないって思ってたのにそれを載せちゃったんですよ。」と暴露。ブログで言ってたから知ってたけど、ここで言っちゃうんだ…と思った。笑
そしてわざわざ正直に申告したのに、誰もセトリを知ってそうにない(私も見ずに済んだ)ことがわかり、「言わなきゃ良かった」と言っていた石井さんだった。

気を取り直して、まずは「龍動輪舞曲」。系統としては「禁断の高鳴り」と同じような気がする。途中で一緒に、"ロンド♪"みたいなことを言える部分があって、これは早く覚えて一緒に歌いたい。

続く「バカ!バカ!バカ!バカ!」は、その名の通りひたすら"バカ"という言葉を浴びまくり、共にバカになるという曲だった。石井さんから放たれる"バーカ"という言葉攻め(言い方)に、ノックアウト寸前。トランシーバーもさ…やっぱり良いよね……。

・言葉攻めでフラフラなところに追い討ちをかける「脱兎さん 豪」。いや、あの速さはアホすぎるwww。ただただ頭をひたすら空っぽにして楽しめた。

・「切腹」で密室丸を取り出したら、光らなくて焦る。まさかの電池切れでしたわ。光らない密室丸をブンブン振る変人と化した。

・「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」でハイカラ!殺伐!ハイソ!絶賛!って叫ぶの、毎回楽しい。でもサビのドッカーン!あたりが毎回何だったか忘れてしまう。

・ラストは「ゼロサムゲーム」。ゼロつながり。このライブの〆として100点満点すぎる。


好きな土地で、好きなバンドの音楽を全身で楽しむことができた、とても充実した1日でした。縁がなくても、また中野でライブやってほしいです。


中野駅のホームで、大好きな中野サンプラザの跡地が見えたからついつい写真を撮ってしまいました。解体はいつ始まってしまうのだろう。やっぱり寂しい。


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こうして8ヶ月(!)に及ぶ30日企画が終了したのでした。11月、2月、3月、5月の計4回行くことができましたが、どれもこれも参加できてよかったなと思えるライブでした。

企画が終わるのは寂しいですけど、気がつけばもうすぐツアー17が始まることに驚いています。時が経つのは早い。

ツアー17は今のところ小岩、柏、新潟、水戸、渋谷に行く予定です。楽しみすぎる。

昨年のFC旅行がきっかけで一気にガリストのフォロワーさんが増えた割に、全然ご挨拶できてないな〜と思っているので、ツアー中お会いできそうであれば是非よろしくお願いします。

ちなみに当方、喋りすぎるタイプのコミュ障です。ヘヘッ…。


【追記】
あれ………「悪夢」は…………?