2024.6.22 cali≠gari 「cali≠gari TOUR17」 @ 柏PALOOZA
cali≠gariのツアーが始まりました。夏が始まった合図がしたって感じです。
研次郎さんの誕生日でもある6/15に行われた小岩公演にも行きましたが、盗聴可能公演とかいう太っ腹な内容だったのでここに記すのは割愛しようかなと。聞きゃ思い出すんで。(2部目を盗聴しなかったことを非常に後悔しています。好きだからって緑色のものを選ぶのってどういう気持ちなの?と研次郎さんに詰め寄る石井さんが本当に面白かった。)
小岩公演で「龍動輪舞曲」「バカ!バカ!バカ!バカ!」以外の『17』の曲たちを初聴きしたのですが、"今のcali≠gariが1番かっこいい"と心の底から思いましたね。
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小岩公演から1週間後、実質ツアー初日である柏公演にも行きました。短期間で好きなバンドのライブを複数観れちゃうの、最高すぎ。
柏PALOOZAは、昨年初めて友人をcali≠gariのライブに誘い、沼に落としたという思い出のあるライブハウスです。もちろんその友人と一緒に行きました。昨年の私、グッジョブだよ。
開場中のBGMは尾崎豊の「十七歳の地図」がエンドレスリピート。様々なバージョンの「十七歳の地図」が流れる中、途中でcali≠gariバージョンもしれっと流れたりして。小岩公演の時、"これは…石井さんの声…?"と混乱しながら聴いた記憶。音源化してくれませんかね?と思ってしまう強欲なオタク。
あと、ものっすごい前から一方的に認知していたフォロワーさんにやっと声をかけることができました。優しくて嬉しかったです。
どうでも良い話ですが、最近ライブ前に緊張することが多いのですよ。何故か心臓が飛び出そうなくらいドキドキしちゃうんです。緊張しすぎてライブ前に倒れないように気をつけたいです。
そんなこんなでライブスタート。
・「サタデーナイトスペシャル」、これ馴染んできたら、初っ端から会場が熱くなっちゃう楽曲と化すのではなかろうか。ヘドバンしてる人がいて、いいぞ!もっとやれ!と思った。私まだできないから。
・からの「反ッ吐」、天才すぎる〜〜〜!セトリ考えたの誰なんだろうと思ったら青さんらしい。そりゃあ天才ですわとなる。なお、青さんは自分がセトリを考案したことを忘れており、後述する曲を見て頭痛がすると言っていた。自分で自分のことを虐めていたことになる。
・私が『17』の中で1番好きな曲、「化ヶ楽ッ多」。小岩で初めて聴いた時から忘れられなかった。音源ではシンセが結構入ってるけど、ライブならではの楽器音が前面的に目立つ方が結構好きだったりする。"あいがゆーでゆーがみー"のところ、一生一緒に歌っていたい。強情オタク。ていうか"あいがゆーでゆーがみー"って歌詞ヤバすぎる。このワードだけで薄い本作れそう(?)。
・青さんの煽りから始まる「禁断の高鳴り」。16ツアー、楽しかったな…とついつい思いを馳せる。まあそれ以上にこの瞬間をめちゃくちゃ楽しんでましたけど。
・「隠されたもの」は披露されるたびに好きになっちゃう。音源の上領さんのドラムが好きなんだけど、ササブチさんのドラムも同じくらい好きかも。
・SEからの「動くな!死ね!甦れ!」。この後何度も思うことになるんだけど、cali≠gariはライブで新旧問わず色々な曲を織り交ぜてくれるからほんとすこ。
・「暗い空、雨音」はテーマが村井BALLET(研次郎さんなりのSOFT BALLET)という点と、白石さん含め全員で作ったというエピソード込みで好き。石井さんはこの曲をGOATBEDでもやりたいらしい。期待している。
・この日1番悲鳴(嬉しいやつね)があがったであろう楽曲、「白い黒」。まさか生で聴ける日が来るなんて…。青さんが、自分でセトリで組んだのに頭痛を発症した原因でもある。また聴きたいなあ…。
・ある意味問題作、「乱調」。研次郎さんのベースがマジでエグい。あと歌詞も。そういえば、「17」Tシャツの背面に"オレオレオレ ワンチャン ネコチャン オサルサンバ"がイラスト付きで描いてあって可愛かった。笑
・葱(ねぎ)…ではなく「恣」(ほしいまま)。この曲聴くとメトロノームの「絶望さん」を思い出す。明日はない もう来ない♪のところに似てる部分、ありません?
"ではどんな筈だったのかお答えあそばせ"っていう歌詞に何故かズキューンとなる。
・MC。青さーん!というメンコの後、「青さんというお声を7回頂きました。小学校のクラスよりも静かな会場ですね」という嫌味()を頂く。
しごできギャル・バラちゃんからのお願いで、アンコール前に手拍手だけでも良いから音をたててほしいとの命を受ける。アンコールの準備中あまりにも静かすぎて、音をたてたら殺されるんじゃないかと思うらしい。そんなことは絶対にない。
というか、ガリストたちがアンコール前にしばらく静かなのは、青さんが以前「アンコールは5分経ってからやって!」的なことを仰られたからであり、その命令を忠実に守っていただけなのである。ただ、ガリストはとことん忠実なので、この日はしっかりとすぐに手拍子が起こっていた。
その後先日50歳となった研次郎さんが登場。
研次郎さん「cali≠gariは好きかー?!」
ガリスト「いぇーい!」
研次郎さん「桜井青は好きかー?!」
ガリスト「いぇーい!」
研次郎さん「石井秀仁は好きかー?!」
ガリスト「いぇーい!」
研次郎さん「ブッチくんのことは好きかー?!」
ガリスト「いぇーい!」
(ブッチさんのところはうろ覚え。言ってた気がするけどもしかして私が勝手に記憶を改造しているか?)
で、石井さんはいつもの如く自由奔放に喋り始め、
「ササブチくんって昔から"ササブチヒロシ"でやってるでしょ?俺そういう人好き。ヒロシって大体みんな"ヒロ"になるじゃん。」と仰っていました。
石井さん「俺もずっと石井秀仁でやってきてるから。途中で苗字奪われたけど。」
青さん「戻してあげたでしょ!」
石井さん「桜"井"、村"井"、石"井"、でまこっちゃんも含めて全員"井"が付いてて良かったのに青さんがそれを嫌だって言うから…」
("井"の件は本当にできすぎた偶然でときめく)
・「ミッドナイト!ミッドナイト!ミッドナイト!」からの「ナイナイ!セブンティーン!」の繋がりも、とてもとても良かった。ピッタリすぎる。
曲がない!という状態から生まれたという「ナイナイ!セブンティーン!」。青さんがチャチャッと作ったという曲はチャチャッと感がないから本当に天才なんだと思う。17歳の頃にロックの洗礼を受けたのは、きっと青さんがミュージシャンとして生きていく運命だったからなのだ、と1オタクは考えるのである。
・ガリストの方がつぶやいていて、そうか〜そうだよな〜と思ったのが、「青春狂騒曲」をこの位置に持ってくることができるほど、この曲は良い意味で普通に演奏できる曲になったのだということ。初期からずっとcali≠gariを追い続けてきた人達は、特にそう感じるのだろうな、と。
・2度目のMC。今度は青さんからメンコを満遍なく、自然にやれとの命が下る。
いや、青さんって青"さん"までがセットっぽいじゃないですか?だから呼びやすいんですよ。呼び捨てでメンバー呼ぶのどうしても躊躇うんで。
だが私も忠実なガリストになるべく、頑張って研次郎さんと石井さんも呼んでみました。もちろん"さん"付きで。
(チラッと見かけた話なんですけど、石井さんのメンコを嫌うIGがいるのってマジなんです?私はコロナ禍前にたまに聞こえた野太い男性の「しゅうじ〜!」というメンコが結構好きだったんですけどね。)
話題は17歳の頃何してた?という内容に。
青さん「予備校帰りにドライブに連れて行ってもらって、"せーいちもロックの洗礼を受けなきゃダメだ"と言われて音源を聴かされてから、ひたすらロックを聴きまくってた」
研次郎さん「勉強ばっかりしてた」←私も!
研次郎さん「青さんどこの予備校行ってたの?」
青さん「柏ですよ。柏の代ゼミ。」
研次郎さん「そうなの?!俺代ゼミの赤ペン先生やってたよ。じゃあ桜井青一の解答丸つけてたかな?…年代違うか(笑)」
研次郎さん「青さん大学受けてたんだっけ?」
青さん「普通に落ちましたよ。ていうか学歴の話はやめましょうよ。ここに中卒いるんですから…。」←その場にいないのに(いないから?)好き放題いじられる石井さん
ちなみにササブチさんは工業高校(だったと思う)に通っていたのに、資格試験当日麻雀をしていたそう。同級生同士(石井さんのことね)でちゃんとヤンキーだった。
で、この時だったか忘れてしまったのだけれど、研次郎さんから「青さんは秀仁くんの曲に対して文句を言ったことってあるの?」と聞かれた石井さんが即答で「ないよ。青さんは俺の曲に文句は言わない。」と言っていたことにニコニコしてしまった。青さんは誰よりも強火のIGだからね。
逆に石井さんから青さんに文句を言うことはないのか、という問いに対しては、ないけどブレスの位置が難しすぎると言ったことはあると答えていた。青さんいわく「最近はマシでしょ?!」とのこと。石井さんは「いやいや、ナイナイ(だったと思う)とか結構大変」と言い、プロンプターに歌詞を出すようにスタッフさんに指示を出していた。歌詞を見た石井さんは「あれ?違うな…ミッドナイトかな…ちょっと歌詞出してください」と再び指示。でもやっぱり歌詞で見るとそんなこともないか、と苦笑いをする石井さんでした。まあその曲だけ歌うのとライブように何曲も続けて歌うのとじゃ違うからさ…。
・青さんが次も久しぶりの曲と言っていたけど、実は昨年9月のLOFT公演で聴いている(笑)「そのまんま、KISS」。
クールなムードで始まったのに、石井さんが入りをミスって「もう1回やろう!」と言い始める。ベースの音が聴こえなかったらしい。「聴こえなかったよね?」とササブチさんに同意を求め、本当かどうかはわからないけど聴こえなかったという返答をもらい「良かった、俺だけじゃなかった」と安心する石井さん。𝐕𝐞𝐫𝐲𝐂𝐮𝐭𝐞
そう言われてしまった研次郎さん、今度は石井さんにめちゃくちゃ近づきベースを弾き始める。ササブチさんもシンバルで入るタイミングを教えていて面白かった。そんなハプニングもありつつ、楽曲は相変わらずかっこよかったのでまたすぐにやってほしい。
・今回のアルバムのリード曲である「東京アーバン夜光虫」。正直、りりちゃんの件があった時、青さんが曲にしそうだなってちょっと思ってた。さすがの青さんだった。昔も今も何も変わらないって本当なのかな。この曲でMVがつくられるらしいから、それも楽しみ。
・「月に吼えるまでもなく」は、「冬の日」のカップリングとして既に発表されていたけれど、正直ちょっと聴くのが怖かったというか。年々石井さんは結構わかりやすい歌詞を書くようになってる気がするし、本人もそのように度々言ってると思うんだけど、ここまでわかりやすいものってなかったような。個人的に好きなのが、石井さんのこの曲に対する姿勢で、雑誌やWebのインタビューでは直接的な言及はしていなかったけど、FCの人たちだけが観ることのできる場では深い部分まで触れていたり、あえてこの曲調にしていたり、石井さんの根っこの真面目な部分みたいなものが垣間見えて良いなって思うの。今ではちゃんと聴けています。
・本編最後は「沈む夕陽は誰かを照らす」。私は歌詞を聴きとるのが結構苦手だし、せっかく盗聴した音源もこの日までに全然聴けなくて、この時に初めてちゃんと歌詞を聴き取れたんだよね。ラスサビの前の歌詞を聴いた時、私の中でピースがはまったかのように理解したことがあって、そのうえで冒頭の"行き場をなくした迷い鳥たちは どこへ帰るのだろう そして僕もまたどこへ"の受け取り方も変わって、涙が出てきた。私もいつかこの歌のような日々をおくる時が来るし、それがいつか来るかもわからないから、今この瞬間を目に焼き付けたいと強く思った。
・本編が終わり、しんみりとしつつも、青さんの言い分を守って手拍子を始めるガリストたちが、私は好きです。
そして登場した青さんより、さらなる命令。前に3歩ずつ詰めろ、とのこと。ギュウギュウのライブハウスは苦しさもあるけど、これがあるべき姿とも感じる。
青さん「cali≠gariがフェスに呼ばれるようになるには、皆さんの自主性にかかってる」←フェス出たいの?!と思った 確かに観たさはある
・アンコール一発目は「龍動輪舞曲」。この曲も好きー!中野で聴いた時から一目惚れならぬ一耳惚れをしていた1曲。最近の石井さんはわかりやすく楽しめる曲を定期的に発信してくださるので、非常に助かっている。
・「マッキーナ」では、ガリストたちが今回グッズで発売されている羽根扇を振り始めた途端、羽根が舞いまくっててウケた。そしてそれが喉に入ってライブ後若干死にかけていました。
・「バカ!バカ!バカ!バカ!」でバカになり、「脱兎さん 豪」でさらにバカになり、「クソバカゴミゲロ」で灰になった。
「バカ!バカ!バカ!バカ!」の時、石井さんがハンディーカメラ?でメンバーやササブチさんを撮っていた。歌詞も相まっておちょくっているように見えて萌えた。その映像っていつか観れるのかしら。
大熱狂のうちに柏公演は終了。
やっぱりcali≠gariのライブ、楽しすぎる!
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個人的な話ですが、このライブ後に身内間でトラブルがありまして。せっかくの楽しいライブの記憶が一気に吹っ飛んで最悪でした。笑
結果的にまあ解決したので良かったのですが、しばらく私の頭の中では「バカ!バカ!バカ!バカ!」がずっと鳴り続けていましたとさ。
次回のcali≠gariは7.20の新潟。楽しみだけどまだまだ先のように感じて、cali≠gari不足に陥っています。その間にたくさん『17』を聴きますね。
今回も最高のアルバムをありがとうございます。