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noteはじめます。
うつと診断され半年が過ぎました。
この間、休職して実家に戻り、生活を整えることに注力してきました。さいきん快方に向かいつつあることを自覚し、どこか焦りも感じています。
現在わたしは、人と制度に助けてもらいながら生きています。これはとてもとても有り難いことです。恵まれています。ときどき申し訳なくもなります。
でも、「うつはぜったいに治るから」というお医者さんの言葉をつよく信じて、わたしはこの病気を治しきると決めました。
なので、いまは頼ったり甘えたりしながら、、決して無理をせず、とことん自分を甘やかそうとおもいます。(いつか恩返ししますね。)
さて、うつになって、いちばん厄介で曖昧で素敵だったことがあります。前置きこそ長くなりましたが、それがnoteを始める核となった事象です。
その事象とは、己の自信がマイナスになったことです。
自信がなくなった、だけではありません。ゼロではなくマイナスになりました。極めて主観的な表現ですが、ありとあらゆる自信が消え失せ、できない自分がスタンダード化されました。
それまでは会社で働いていたのに、気がついたら身体が動かなくて、電気をつけたり消したりするのも億劫で、入浴や歯磨きを怠り、にきびが増え虫歯も6個できました。当たり前に出来ていたことができなくなり、当時は焦燥感と共に在りました。
また、上記で挙げた状況を打開したとて、焼け石に水、自信は完全に戻りません。というより、”自信が戻った“ことについて自信が湧かないのです。
つまり、自身の価値観や捉え方が間違っているような気がするのです。
この自信の不足は“好き(like)“の概念にも及んでいます。好きだったものが、本当に好きなのかわからなくなりました。
好きだった歌、好きだった本、好きだった映画、それらに対して、好きだった記憶はあるものの、なんとなくもやがかかっていて、グッと来ません。わかんなくなっちゃいました。
……。
…でも、ちょっと立ち止まって考えてみると、
これってもしかして素敵なことかもしれない…(?)
自信がマイナスになったことで、思いがけず、馴れきった価値観を一新できるチャンスが到来したのでは…?そんなふうに感じました。
それなら、“好き”を思い出すのではなく、この機会に好きだったものたちを棚卸しして、自分の“好き”を改築してしまおう!と、密かに胸を鳴らしたのです。
ということで、
“好き(like)”を改築するために、noteはじめます。
今後は、かつて自分の好きだったものたちについて気ままに書いていきます。
よろしければ、この呑気な改築にお立ち会いいただけると嬉しいです。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。m(_ _)m