ビロードのケイトウ

 サルスベリ(百日紅)以上に長く咲いていた、近所のノウゼンカヅラの花がすべて散った。完全に冬に向けて秋の寒さを深めてきている。昨日まで昼は汗をかくほど暑かったのに、と思いつつも冬が好きなのでとても嬉しくわくわくしてくる。もう咲く季節なのにまだ近所で見かけないシュウメイギクを早くみたいな、と期待している。

 華展に出かけたら色々な秋の草花が見れて楽しかった。1月の華展は正月花で似通ってしまいがちで、春や秋の花のバリエーションの多さはいつも楽しい。
 最近よく見かける花材の、めちゃくちゃに大きなケイトウが、グニョグニョとしすぎて見ていて少し気持ち悪くなってしまった。…確かに大きな面で色と質感(ビロードのような)を出すのに重宝しそうではある。
 琳派の絵画のような平面的な自然を生けてある作品がとても良かった。

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