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あとがき

勝手に連載の形で続けてきた「目は口ほどにものをいう」が終わりをむかえて、これまた勝手に振り返ってみようと思う。

学生のころ、誰かに、何かに惹かれている人の目は印象的だと思った。なんて言葉にしたらいいんだろう。キラキラとも言い難いあの目線は、言うなれば『氷菓』に登場する千反田えるの「わたし、気になります」の場面のような。あの目線が描けないかと思ったことも、今回この作品を書いた動機の一つだったけれど、私にはまだ難しかったらしい。頭の中に浮かんだ映像が、もっと上手く言葉にできたらいいのに。

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日常に懸想する

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