もり はくし

30代になっても道草しながら生きている日々を綴っています。 詩、旅のエッセイ、短いお話…

もり はくし

30代になっても道草しながら生きている日々を綴っています。 詩、旅のエッセイ、短いお話を描いています。 夢は活版印刷で詩集を作ること。メンバーシップ「閑日月」始めました。 詩の日々と日常の軌跡/The world is beautifully coloured.

メンバーシップに加入する

私がわたしであるための隠れ家です。 気になること、思ったこと、なんだか言いたかったこと、表には出しづらい自分のことを書き溜める場です。 ◇◆◇表向きの理由◇◆◇ 大学にて日本語学を専攻し、その後文芸について芸術大学で学び、10代で何度か海外渡航した結果、「日本語」と「日本文化」に惹かれた私の目線で見る日常を書き溜めます。 会社員をしていたころ、仕事に追われて日常を見る時間が少なくなりました。幼い頃と変わらず、日々は過ぎ、季節は巡っているはずなのに、その多くのものが視界から消えてしまったことにすら、会社を去るまで気づけませんでした。 小さな日々の変化や発見を、心のゆとりと共に楽しんでいけたら。

  • 日常に懸想する

    ¥500 / 月
    初月無料

マガジン

  • 君と私の共同生活

    自由な私と、更に自由に生きる夫との生活を綴ったエッセイ。有料記事を分かりやすいようにマガジンへまとめる予定です。

  • 机上のふらり旅

    ふらりと旅をすることが好きだった著者が、旅する経済力がなくなったことをきっかけに机上旅行を始めることにした。何に乗って、どこへ行って、何をして、どこへ泊まって、何を食べるのか。全ては机上の空論で、著者の妄想の域を出ないだろうが、お付き合いいただけたら嬉しい。

  • ふらり旅

    ふらりと旅した時の一瞬を、切り取って綴っています。

  • 散文詩的な呟き

    日常の一コマを短い映像のように切り取っています。

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】社会に馴染めなかった一般市民

noteにアカウントを作ったのは、恐らく2014年頃。 会社員からドロップアウトしたのが2017年頃。 初めて記事を書いたのは、2017年。 つまり、登録してから約10年経って、私はようやく自己紹介を書こうとしているわけだ。 今さら一体何を書けばいいのか、迷いに迷って、テンプレートに頼ることにした。ありがとうテンプレート。感謝しています、テンプレート。 以下の自己紹介はざっくりで、詳しいものは近日公開予定のメンバーシップ「閑日月ーかんじつげつ」にて公開予定です。 名前

    • 年に2回くらいある英語が無性に話したい日

      幼い頃に英会話を習っていて、週に1回教室に通っていた。あの頃はただ、週に1回わいわい英語を話すだけくらいに思っていて、気づけば高校生になっても通っていた。不思議なもので、それでもペラペラにはならなかった。大学生になって他の言語を勉強してみると、どうやら私は言語を学ぶことに向いてはいないらしいことがわかった。日本語学すら理解が怪しかったからである。(語弊のないように言えば、すでに多くの単語を身につけているにもかかわらず、理解が進まないという意味です)

      • 自己肯定感強強の君と弱弱の私

        すでにいくつかnoteを読んでくださった方はお分かりだろうが、私は大変弱々しく、うじうじした人間である。自信などほとんど持ち合わせていない。多くの人が食パン一枚分の自信を持っているとしたら、私の自信は食べ終わってお皿に残ったパンの屑ほどしかない。吹けば飛ぶような自信だ。日々自分の至らなさを痛感し、「自分はできるやつだ」「明るい人間だ」と自分で自分を説き伏せる。 こんな私と生活を共にしてくれる夫氏は、自己肯定感強強の民だ。自信しか持ち合わせていない。「僕はできるから大丈夫」「

        • 嫉妬する資格#3

          私には嫉妬する資格すらない。 その気持ちを嘆いたnoteを更新して以降、少しずつ資格を得るために作品作りを続けているが、常に壁にぶつかっている。 私の中心は現代詩であるものの、「私の詩とはなんぞや」にぶつかり早数年、抜け出せないままな気がしています。出口の光が見えたと思ったら消えていくような、そんな感覚を繰り返しています。 書いては直しを繰り返し、作品作って、そしてまた次の作品を書いては直す。 そうしていると道を見失うようになって、 「そもそも私は詩を書いてどうした

        • 固定された記事

        【自己紹介】社会に馴染めなかった一般市民

        マガジン

        • 君と私の共同生活
          4本
        • 机上のふらり旅
          1本
        • ふらり旅
          15本
        • 散文詩的な呟き
          20本

        メンバー特典記事

          年に2回くらいある英語が無性に話したい日

          幼い頃に英会話を習っていて、週に1回教室に通っていた。あの頃はただ、週に1回わいわい英語を話すだけくらいに思っていて、気づけば高校生になっても通っていた。不思議なもので、それでもペラペラにはならなかった。大学生になって他の言語を勉強してみると、どうやら私は言語を学ぶことに向いてはいないらしいことがわかった。日本語学すら理解が怪しかったからである。(語弊のないように言えば、すでに多くの単語を身につけているにもかかわらず、理解が進まないという意味です)

          年に2回くらいある英語が無性に話したい日

          自己肯定感強強の君と弱弱の私

          すでにいくつかnoteを読んでくださった方はお分かりだろうが、私は大変弱々しく、うじうじした人間である。自信などほとんど持ち合わせていない。多くの人が食パン一枚分の自信を持っているとしたら、私の自信は食べ終わってお皿に残ったパンの屑ほどしかない。吹けば飛ぶような自信だ。日々自分の至らなさを痛感し、「自分はできるやつだ」「明るい人間だ」と自分で自分を説き伏せる。 こんな私と生活を共にしてくれる夫氏は、自己肯定感強強の民だ。自信しか持ち合わせていない。「僕はできるから大丈夫」「

          自己肯定感強強の君と弱弱の私

          夏の花火は暗黙の了解

          30年来の幼馴染がいる。だけど常に一緒に居たわけではない。共有する思い出は多いけれど、同じクラスになったことは少ないし、高校からは別々の学校へ通ったし、頻繁に集まっていたわけでもなかった。 それぞれに好きなものがあって、互いに重なる部分はあるけれど、熱を入れているものは結構バラバラだったりする。私は洋楽やVtuber、ゲーム実況が好きだけれど、幼馴染たちは、K-POPに造詣が深かったり、日本のアイドルのことも知っていたり、アニメにも詳しかったりする。

          夏の花火は暗黙の了解

          30代なぜ今少女漫画を読むのか

          10代の頃は、どちらかといえば少年漫画をよく読んでいた。 テニプリ、ヒカ碁、ブリーチ、ナルト、ワンピース、幽遊白書、るろ剣(あれ全部ジャンプ漫画…)

          30代なぜ今少女漫画を読むのか

          静かに生きて考える/LEICA SOFORT2

          2024/07/06

          静かに生きて考える/LEICA SOFORT2

          「不器用な私は」1

          継ぎ足し、継ぎ足ししながら書き続けている短編小説「不器用な僕たちは」。このタイトルを決めたのも、気づけば7年も前だ。

          「不器用な私は」1

        記事

          多趣味な君と無趣味な私のとある会話

          「あの…ご趣味は…?」 映画やドラマ、漫画なんかでお見合いの場面をみかけると、決まって聞いている印象がある。果たして、これまでの人生で何回「ご趣味は…?」と聞かれたことがあるだろうか。恐らく片手で数えるくらいしかないし、私には趣味といえるほどの趣味はない気がしている。 果たして、どのくらいのめり込んでいたら趣味と呼べるのか。 映画を半年に1本しか観なかったら、映画鑑賞は趣味ではないだろうか。芥川賞や直木賞、本屋大賞など、何かを受賞した本を読むわけでもない、たまにパラパラ

          多趣味な君と無趣味な私のとある会話

           「青の春愁」

          「まつげが重そう」 香奈が瞬きをするたびに、そんなことを考えていた。長い地まつげをぱちぱちとさせて、彼女は身を乗り出して続ける。 「恒くんがね、私が作ったお菓子をすごく褒めてくれたのね。だから三春もぜひ作ってみて! それでそれで、”あの人”に渡すのはどうだろう?」 きらきらと輝く彼女の目から逃れるように私は机に突っ伏すと、 「そんな人おらん」 そう一言だけ告げた。教室に傾きかけた日が差し込んで、机からじんわりと熱が伝わる。「そんな意地にならんでも、前いるって言ってたじゃん」

           「青の春愁」

          17の夏

          自転車の車輪が勢いよく回る音が、耳元で鳴る風の向こうから聞こえる。両足を投げ出して、脱げそうなローファーをつま先に引っ掛けた。八月の日差しの中、勢いよく坂道を下る。夏休みの生ぬるい登校日の記憶を、風が吹き飛ばしてくれるような、そんな気がした。 17の夏 朝から騒がしい教室は、日によく焼けた肌の生徒や不自然に黒い髪色の生徒で溢れていて、夏休みの充実度指数を見せびらかされているようだった。私は自分の席が、まるで初めて座る場所のように心許なく、落ち着かなかった。変わり映えしない自

          夏の花火は暗黙の了解

          30年来の幼馴染がいる。だけど常に一緒に居たわけではない。共有する思い出は多いけれど、同じクラスになったことは少ないし、高校からは別々の学校へ通ったし、頻繁に集まっていたわけでもなかった。 それぞれに好きなものがあって、互いに重なる部分はあるけれど、熱を入れているものは結構バラバラだったりする。私は洋楽やVtuber、ゲーム実況が好きだけれど、幼馴染たちは、K-POPに造詣が深かったり、日本のアイドルのことも知っていたり、アニメにも詳しかったりする。

          夏の花火は暗黙の了解

          30代なぜ今少女漫画を読むのか

          10代の頃は、どちらかといえば少年漫画をよく読んでいた。 テニプリ、ヒカ碁、ブリーチ、ナルト、ワンピース、幽遊白書、るろ剣(あれ全部ジャンプ漫画…)

          30代なぜ今少女漫画を読むのか

          ついに出来てしまった推しという存在

          ※私が自己満足で書いた文書です。表現や解釈など個人の意見が満載かと思いますが、何卒ご了承いただけますと幸いです。 私には長らく「推し」というものが居ない。ある程度推した記憶があるキャラクターやバンドは居たが、ここ10年近くは強く推していると言えるほどの推しは居なかった。 知り合いの多くの人たちは、それぞれ「推し」を抱えていて、会って話をするたびに各々の推しの近況を教えてくれる。それがまた甚く楽しそうなのだ。 推しについて幸せそうに語るみんなの表情をみて、「推しがいる幸せ

          ついに出来てしまった推しという存在

          あの子に会いに行く

          もともと、旅行が好きだった。地元で就職した頃は通っていた大学からもそんなに遠い場所ではなく、愛知県に残っていた大学の友人と頻繁に旅行に行った。彼女が地元に帰ってしまってからも、大型連休は必ずと言っていいほど一緒に旅行をした。スマートフォンの中は、彼女との思い出に溢れている。 住む場所が離れても2~3ヶ月に一度くらいの頻度で会い、いつも旅行をしていたのに、世界でコロナが流行り、外出禁止になり、旅行へも行けなくなった。 気づけば、彼女と頻繁に会えなくなって4年近くが経つ。一度

          あの子に会いに行く

          あの頃憧れたポラロイドカメラでこの夏を切り取る

          子どもの頃、あのカメラのフォルムとその場で現像される写真にかっこよさを覚え、欲しいなあ…と思い続けていたチェキ。私の中では海外ドラマや海外の映画で登場していたイメージで、あれで友達や家族を写したり、自撮りをしてみたいと思っていた。 大人になるにつれ、世の中には便利でもっと面白いものが溢れるようになり、気づけばあの気持ちは心の隅に追いやられていた。 そうして30代になったある時、夫氏と蔦屋家電へお散歩気分で足を運んだ。本がたくさんあって、家電もいっぱいあって、楽しいがいっぱ

          あの頃憧れたポラロイドカメラでこの夏を切り取る

          静かに生きて考える/LEICA SOFORT2

          2024/07/06

          静かに生きて考える/LEICA SOFORT2

          「不器用な私は」1

          継ぎ足し、継ぎ足ししながら書き続けている短編小説「不器用な僕たちは」。このタイトルを決めたのも、気づけば7年も前だ。

          「不器用な私は」1

          令和6年水無月

          まだ見ぬ読者のあなたへ 私がこれを書いている時、このメンバーシップにはまだ誰もおらず、言うならば、どこかに落書きを残すような感じで書いています。

          令和6年水無月

          『月に吠える』序

          メンバーシップに加入すると全編(12:14)を視聴することができます。

          『月に吠える』序

          『月に吠える』序