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#04_目は口ほどにものをいう

聞こえてくる蝉の鳴き声がツクツクボウシへと変わり、終わりなんてこないと思っていた大学の夏休みもついに終わりが見え始めた。ガンディは、たま子を誘ってやり残したことはないかと思案していた。十代最後の夏、やりたいことはすべてやっておきたかった。

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日常に懸想する

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