#06_目は口ほどにものをいう 2 もり はくし 2024年11月16日 22:25 電車に揺られながら、たま子は去年の夏を思い出していた。結局十代に残してきた思いは、いつまでも視界の隅に転がっていて、消すことができない。気が付けば、電車は彼が乗ってくる駅のホームへ、ゆったりと滑り込んでいた。ホームに彼の姿をみつけて、たま子はにやける口元をマフラーで隠して、俯くように文庫本へ視線を向けた。 ダウンロード copy ここから先は 830字 日常に懸想する ¥500 / 月 最初にお伝えしておくならば、ここで得られるものは何もないと思います。 もしどなたかこんなやつを応援してくれる物好きな方がいらっしゃれば、どうかよろしくお願いします。 朗読 メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー限定掲示板を閲覧できます メンバー特典記事を閲覧できます メンバー特典マガジンを閲覧できます このメンバーシップの詳細 1人が高評価 ログイン #短編小説 #恋愛小説 #掌編小説 #目は口ほどにものをいう 2 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援