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エントロピーの低い部屋
読書リストが溜まり続ける日々
読みたい本を見つけるペースが
本を読むペースを優に超えてしまい
気づけば読む本リストが15冊(積読7+読み中8)
まで溜まっています...笑
最近乱読という技を覚えたので(?)
興味の赴くままに色んな本を同時並行で読んでいます。
そんな中で最近読んでる本の一冊が
『目の見えない人は世界をどうみているのか』
目の見えない人々の感覚や
世界の捉え方について描かれた面白い一冊です。
目の見えない人の部屋について
この本の中にあった
目の見えない人の部屋の記述が面白かったのでご紹介します。
それは目の見えない人の部屋はエントロピーが低いというものでした。
エントロピーとは、
物理学の言葉で乱雑さを示します。
つまりエントロピーが低いとは乱雑さが低いということ。簡単にいうと整理整頓されているということです。笑
脳内のイメージと物理的な空間を一致させる
目の見えない人にとって
あるべきものが定位置にない場合
それを見つけるために友人を呼ばなければならないくらいに非常に労力がかかることらしいのです。
だから、頭の中のイメージと物理的な空間をなるべく一致させることが重要である。
よってエントロピーの低い部屋となる。
ということが書かれていました。
モノの量と空間の質は比例するか?
少し別の話題に移りますが
今までぼんやりとモノの量と空間の質は
ある程度までは比例する一方で
物が多くても心地良い部屋もあるよなぁと思っていました。
その"モノが多くても心地良い"の裏側に隠されているのが、エントロピーの低さなのではないかなと思いました。
モノが多くても心地よい部屋というのは
エントロピーの低さによるもの
幼少期からの友人の部屋がまさにそれで、モノは多いけど居心地が良い。
どれもが「ここにあるべき理由」があるように配置され、使いやすい導線が確保されています。
視覚的にはモノが多くても、空間全体が整理されていて、安心感がある。そんな部屋です。
「エントロピーの低い部屋」とは?
僕とってエントロピーの低い部屋とは
モノの配置に意味や目的があり、自然と心地よさを感じられる空間です。それはただ整理されただけではなく、「生活思想」が反映された場所でもあります。
なぜそこに置くのか、なぜそのアイテムなのか。
(と言いつつも、意味や目的で埋め尽くせるほどストイックでも几帳面でもないのでほどほどに、といった感じですが...笑)
エントロピーを下げることは自己との対峙
エントロピーの低い部屋を目指すことは、
自分自身の生活思想を深く見つめ直すことにも繋がります。
ただ片付けることではなく、自分が心地よく過ごせる空間をどう作るかを問い続ける作業です。
そして整理整頓をし、エントロピーを下げることは心や思考を整えることにもにも似ている。
その結果として生まれる安心感や快適さは、自分の日々をより豊かにしてくれるはずです。
よし、整理をしよう
年末の大掃除で片付けた部屋が
1月の中旬にしてすでに物(特に本)が乱れてきたので、エントロピーを下げるために整頓していきます笑
長々と冗長気味に書いてしまいましたが、
部屋の整頓モチベーションが上がったこの辺で終わりにします🛋️
また来週お楽しみにです🗒️