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おすもうちゃんと手紙交換
こんばんは、広野です!
なんだかわからんが3日連続投稿がかなっている。
なんでだ。すごいじゃん、私。
仕事、慣れてき始めた途端、業務がどっと増え、死にそう。
全然終わらん。「終わった~!!のも!!!」って感じじゃなくて、「終わらん・・・。今日は無理だ・・・。帰ろう・・・。」って感じ。
今日はね、やりたいことがあって、それで、ちょっと寄り道をして帰りました。
事の発端は先週。
名古屋でいちばん一緒に遊んでいた後輩、通称おすもうちゃんから珍しく連絡が来た。
名古屋を離れて早4ヶ月。
今はディスタンスのせいで容易には遊べないが、月イチで遊んでいた後輩から連絡が来ると、なんだか嬉しい。
おすもうちゃんは、広野と遊ぶために毎月シフト作成の時期を見計らい、広野の店に来店する。
もちろん商品は買わない。買った試しはない!!
何をしにくるかというと、私以外のスタッフの希望休が出揃ったかを見に来るのだ。
そして、自分の都合と照らし合わせて、私の希望休を指定しに来る。
なんとも図々しい!!
でも、そこがまた可愛らしい。
おすもうちゃんは、少しぽっちゃりさんなんだが、力士というよりはマトリョーシカの体型に近い。
おすもうちゃんは肥満だが、くびれがある。
そして愛嬌がある。
でもマトリョーシカほどファンシーではなく、個の強い子で、しっかりしている。
好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌い。ニコニコしてるときもあれば、激昂しているときもある。
そういうハッキリしたところが好き。
そういうところがすごく可愛い。
そしてそんなおすもうちゃんに好かれているのがとても嬉しい。
こんなこと、本人には言わないけどね。
しかも「おすもうちゃん」愛称はおすもうちゃん自身も公認で、最初は「なんで位が無いんだ!」と謎のキレ方をしていた。
仕方がないから、あれこれ思案して、「小結ちゃん(握り飯じゃないんだから、と却下)」だの、「関脇ちゃん(なんかフィジカルの強さが先行してしまうので却下)」だの、「大関ちゃん(私はワンカップじゃない!と言われ却下)」だの、「横綱ちゃん(そこまで風格がないと却下)」だの、色々発案したが、結局「おすもうちゃん」で落ち着いた。
おすもうちゃんに後輩ができたら、「お相撲さん」って呼ばれるのかな、、、と本人は懸念していたが、結局そんな機会はなく、私と私の同僚くらいしか呼んでいなかった。
おすもうちゃん、よかったね。
シフト作成に携わるめちゃくちゃ外部の人間であるおすもうちゃんは、わたしの上長よりお店にくるので、スタッフ間でも勿論周知されていた。
わたしの同僚とすれ違いで3ヶ月くらい会わなかったときがあったが、その時同僚は大変怒って、アポイントを取ってから来店するよう、おすもうちゃんに指示していた。
めちゃくちゃだ。わたしに会いに来たおすもうちゃんに会いたい同僚。
今思い返すと私の職場はめちゃくちゃだな。
おすもうちゃんも私のシフト把握しようとするんじゃない。わたしが居ない時は、同僚と仲良くなったことを良いことにお休み希望を勝手にヒアリングし、シフト作成を指示してきたこともある。
「○日は、誰も希望休出てないので飲みに行きましょう。」といったラインが来た。
本当にめちゃくちゃだ。
まあ、今となってはいい思い出だ。
広野もそういう彼女の横暴さを面白がって一緒にいるのだから共犯だ。
そんな感じでほぼ強制的に月イチで遊んでいたおすもうちゃんから自粛期間もあり、連絡が途絶えていたのだが、突然のLINEが。
不審に思い、開くと、
「広野さん、残暑見舞いを送りたいので住所を教えて下さい。」
とあった。
また突然・・・。
住所なんか教えたら、おすもうちゃんのこと。
突然ふらっとやってくるに違いない!!
教えてなるものか!と思っていたのだが、広野は実は手紙書きたがりなので、おすもうちゃんの発言にめちゃくちゃ揺れる。
広野はコレクター気質で使いもしないのにレターセットが大量にある。
直近では餞別の手紙で何部か使用したが、普段は使い所がなく、持て余している。
文通をしたいと思っても、この危険なご時世。
突然文通友だちだできるはずもなく、友だちの誕生日に少し添える程度しかレターセットの使用機会がなかった。
「うー、どうしよう。」と思っていたが、脳ミソはあんまり悩んでいなかったようで、「うーん」と唸る素振りをしているのに、指はもう「いいよ」と送信していた。
欲望に従順な広野。
その後は、おすもうちゃんが異様に喜ぶので、もう教えないわけにはいかない。
送ってしまえば、もう後悔とかはなく、どれをつかおうかな~・・・、とマイワールドへどっぷり入っていた。
先日、レモンちゃんのお誕生日で8月末にまた大量にポストカードを購入していたのだが、正直こういうのは季節感と自分らしさが大事だからね。
持っていた便箋もポストカードもピンと来るものが無くて、結局おすもうちゃんの為ひ手紙の下見へ行くことにした。
先日、noteのエッセイで好んで読んでいる方が居て、その方が伊東屋での話をあげていた。
伊東屋は銀座の本店しか行ったことがなかったが、そうか、小田急百貨店にあるんだ!と思い、仕事帰りによることとした。
こんなにたくさんのレターセットを持っているのに、文具屋に対する関心は今まで薄かった。
ペンはコンビニでジェットストリームを買って良しにしていたし、職場のものは専らアスクルで頼んでいたし、中学時代は色ペンを大量に持っていたが、今は無印のジップロックみたいな袋に3本くらい入れて持ち歩いているくらい。
レターセットは美術館の物販や水族館の土産物屋や百貨店催事で変なものを買うことが多かったので、文具屋は実はそれ程行ったことがない。
就業後はぐったりしていたが、「行くつもりだったしな」となんとか小田急百貨店に入る。初めて入るので、エスカレーターでゆっくり登った。
私は、実は百貨店が好きで、対して買いもしないのにフラフラと見て回るのが好きだ。
大抵の人は新作を見にいったり、好きなブランドの店員に会いに行ったり、必要なものを購入したりするために行くだろうが、わたしは対して購買意欲がないのでどちらかというと市場調査や人間観察の目的のほうが強い。
初めて行く百貨店では、必ず食器売場へ行き、どんな食器を多く展開しているか、ポップアップは目新しく面白いか、食器売場の規模はどれほどか、百貨店の食器は買取商品が多いので掘り出し物がないか、など隈なくチェックする。
わたしなら、変に知識もある嫌な客だと思う。
でも、他の人の邪魔にならない程度にしてます。
ごめんなさい。ご容赦ください。
小田急百貨店は伊東屋の下の階が食器だったので、隈なくみた。
案の定掘り出し物と会ったが、恐れ多い価格で、そっと身を引いた。
金があれば購入していたかもしれない。でもぱっと出せるほどの金はない・・・。
さっさと10階へ行くべきだった。
季節限定のポストカードをみに行ったのに、結局みていたのはシンプルな便箋や優しい色合いの封筒ばかり。
昨日の服装の話然り、保守的な部分がこういうときによく出てくる。
これはいかんと思い、ポストカードコーナーに足を伸ばす。
ポストカードを購入する時は、先程のレターセットとは打って変わってめちゃくちゃカラフルや、これ買って誰に送るつもりなんだよ思ってしまう柄ばかり手にとってしまう。
極端なんだ、わたしは。
結局20分ほど見て、然程季節感のないものを購入してしまった。
だって可愛いんだもの。
おすもうちゃんに送るのはもったいない気がしてきた。
本当はラベンダーの柄にしようと思ったんだけど、ラベンダーは香りがそれ程すきじゃないからな。
でもやっぱりラベンダーも良いな、買っておけばよかったな。
久しぶりに手紙を書く。言い出しっペはおすもうちゃんだが、私のほうがワクワク楽しんでいる気がする。
おすもうちゃんと遊ぶ時はいっつもそうだ。
わたしも大概、おすもうちゃんのことを好きなのだろう。
それにしてもかったポストカードが可愛すぎて決められない。
それぞれ違う文面を書いて全部出してもいいかな。
笑って読んでくれるだろう、おすもうちゃんなら!!!