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今年買ったブルーベリーのこと


こんにちは、広野です。

最近はあまり書いてませんでした。
あんなにやる気満々だったのに。

こういう三日坊主的なところがあり、先日受けたSPIでも性格診断で、継続力が無いと判定を受けました。

わかってます。わかっているけど、やはり客観的に言われると真摯に受け止めなければな~、と思う。
大人になったら、あんまり指摘してくれる人っていないし、謙虚で、改善に前向きでないと長く生活を楽しむことはできないだろう。

私は、新しく何かを始めたり、知らないことを知ったりするのが特段好きだ。

だってわくわくするし、自分がどんどん満ちていく気がする。

逆にわかっていることをくどくど言われたり、納得していないことをわかっているだろうという体で話を進められたりするのが嫌い。

あなたの采配のみで物事が進むのはおかしいと思う。

私のこともちゃんと混ぜなさいよ、とむっとする。

簡単に言えば、我が強いんです。


昔は我が強い人間は嫌だと思って、嫌われると思って認めてこなかったけど、相当我が強い方だと思う。そして自分に甘い。

自分が壊れないように扱っていたら、自分を勝手に箱入り娘に仕立て上げていた。これ、俯瞰で理解しているから、まだ良いものの、わかっていなかったら傲慢野郎で歯止めが効かない、困った大人になっていたはずだ。一寸先は闇でした。


だから、体調も戻ってきたし、盆も終わって気分も良くなってきたので、久しぶりに書きます。



実は、今ブルーベリーを育てている。

6月初旬に父とごはんを一緒に食べようと約束した。

父は、前も書いたと思うが、足を負傷しており、2月から外出が難しかったのだが、5月には少しだけ具合も良くなり、広野とともに少しだけ買い出しに出られるようになっていた。

しかし買い出しに出るって言っても、父は街乗り用の車輪が小さな可愛らしい自転車に乗ってしか身動きが出来ないので、広野は常に小走りだ。

まあ、私は元気だから良いけれど、今年は曇りも多く、涼しかったとはいえ、汗ばんだ。
娘をひとり走らせるなんてひどい。


それで、父はすごく久しぶりの外出だから、2キロくらい離れたところにあるホームセンターに行きたいと言って、家を出ることになった。

言わずもがな広野は往復4キロのランニングとなった。

向かった先は清澄白河のコーナン。
私は初めて言ったんだけど、東京であんなに大きなホームセンターを見たことはない!

田舎に町ごと1軒あるサイズ。木材や業務用の機械、資材が置いてあるやつ。

地元の静岡ではジャンボエンチョーとカーマホームセンターが主流だったが、20年くらい前からカインズホームが徐々に力を増し、ホームセンターは三つ巴となった。最近はジャンボエンチョーは下火気味で、コメリや名前がよくわからん他地域のホムセンが侵入してきてせめぎ合っている。

個人的にはジャンボエンチョーが好きだったので頑張ってほしい。日曜のエンチョーDIYは毎週妹と観てました。仮面ライダーとおジャ魔女の間にやっていたが、何故あんな時間帯にやっていたのか。日曜大工ってことだろうけど、日朝のアニメタイムに突如始まるDIY啓発番組は本当に突拍子がなく、それでいてついつい観てしまう。今はもうやってないらしい。寂しいね。

それで、清澄白河のコーナンは、田舎サイズの馬鹿デカホムセンで、お上りさんの父と広野は大興奮。楽しすぎる。こりゃ父も何度も足を運ぶわ。

父の目的は、浄水器の濾過器を購入することだったんだけど、5月に越してきたばかりの広野を気遣って連れてきてくれたようだ。たしかにフライパンがなかったり、収納がなかったりで、引越し業者のダンボールを駆使していた。父、ありがとう。


そしてここで私は出会ってしまったのである。ブルーベリーに。


まず、車両の出入り口を抜ける。父は自転車置き場に吸い込まれていき、広野は店舗の入り口を目指した。

入り口がなかなか見当たらない。何故ならば植木・苗コーナーに覆われているから。

そう、このコーナンは植物も豊富に取り扱う最良のホムセンなのだ。

手前には、パンジーやサルビア、芝桜とかの園芸用の花が並ぶ。おばちゃんが大好きな色味の強いカラフルな花ばかりでなく、ガーデニング好きの若奥様にもおすすめで、グリーンも充実している。そして右奥に野菜苗のコーナー、左奥に植木苗のコーナーが。

父と合流し、しばしば園芸コーナーをうろつく。最近は珍しい苗も多いんですね。デラウエアーとパッションフルーツの苗をみつけた時は、父と「なにこれ~!なにこれ〜!!」と大興奮してしまいました。

その延長で、ブルーベリーの木を見つけてしまったのです。

幹は大体50センチ程度。これから時期に入るため、小さなグリーンの実が付いていた。可愛い。そして丁度よいサイズ感。

これが私が探していた状態のブルーベリーだ。


実は元々、苗自体は探していたのだが、近所の花屋はどこも置いておらず、やっと1本だけ見つけた青山フラワーマーケットのブルーベリーは、根付きが悪いのに4,000円くらいして、引いた。これが都会、と洗礼を受けたようだった。

それなのに私が今見ているものは一本1,250円!しかも既に実りがある。

これはいい!と状態が良いものを選ぼうとしていると、私は気付いた。

なんと、周りがブルーベリーの苗ばかりだということに。

せいぜい売り場の一角かと思っていたら、そのフェイス全部がブルーベリー。反対側のフェイスもブルーベリー。ブルーベリーまみれ。

値段やサイズが違うものの、10種ほどのブルーベリーを揃えていた!!

たしかに今からが旬だけど、そんなに置く必要ある?!と思ってしまうほどだ。でもそのコーナンの心意気に打たれた。

帰り2キロのランニングと電車で40分だけど、買うしかなかった。


結局それ以外の購入品もあり、レジへ向かう。結構混み合っていて5分ほどフォーク並びをした。

すると、担当は新人の外国の店員さんだった。

木と諸々の商品を渡すと、木はむき出しでレジを通った。テープだけ貼ってくれた。

さすがに電車でむき出しの木を持っているのはまずいだろうと、店員さんに「申し訳ないのですが、なにか袋にいれていただけますか?」と言ってみる。

すると、「袋、お花用はこれだけど・・・。」とスーパーのお弁当用レジ袋ぐらいのサイズを差し出す。

絶対入らんやんけ~~~~。

「いいですか?いいですか?」と詰問してくる店員さん。

よくないわ。けど、袋無いと困るし、と広野は

「じゃあ、それください」と貰った。

本当にどうするかな、とレジで精算しながら考えた。父に預かっといてもらって後日IKEAの袋とか持って受け取りに行くか、それともやっぱり購入はやめるか。

そうこうしていると、店員さんが「ありがとうございました」と言った。

あ、おわった。とりあえず袋に入れようかという時に

「あ、よかったらこれ。」と店員さんが精算後のカゴになにかを突っ込んだ。

なんと縦60センチくらいの大きなレジ袋が。

あっけに取られた。あるなら先に言ってよ!!と思ったが、これがなかったら持ち帰り方にかなり悩んでいたと思うので、かなり助かった。

2秒位遅れて「あっ、ありがとうございます」と言ったら、店員さんは次の人のレジを始めるところで、もう広野のブルーベリーはすっかり忘れてしまっていたらしく、「なにが?」と言いたげな不思議そうな顔をしていた。


そんなこんなで大苦労をして持ち帰ったブルーベリーは今、自宅の出窓で着々と美味しい実をつけている。

先週、収穫して初めて食べた。

今年は日照時間が短かったこともあり、甘さは控えめだがスッキリ爽やかな味わいだった。

美味しい、愛しいって感じ。


結構実を収穫してしまって、あとは10粒くらいだけど、慈しんで食べようと思います。

ちなみにタニタの杏仁豆腐の上に乗っけて食べると、いい感じだった。

来年も良い実りをよろしくね、ブルーベリーちゃん。



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