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痛気持ちいい 感覚が狂っている。
こんばんは、広野です。
最近、だいぶ寒くなったね。寒いのは好き。
ホコリの匂い。丸まった猫。冷たい水割り。穏やかな熱の湯たんぽ。
寝る前の白湯、と湯たんぽ。
廣野はAW好きのくせに末端冷え性だ。
悔しい、こんなに冬が好きなのに、体は夏も冬も受け入れてはくれない。
それでもメンタルは冬好きだ。
まあ、そんなことはいい。
今日は、買った酒が好みじゃなさすぎてとてもムカついた。
自分で購入したわけだが、自分で気になって買ったわけだが、なんにも美味しくなかった。
よく考えたら当たり前だ。わたしは甘党だが、日本酒もそうということはなかったのに、かわいいパッケージと色味に惹かれ、濁り酒を購入した。
純米だから、まあ、大丈夫だろうとたかをくくっていた。
本当にわたしはそういう早合点する癖がある。
昔から母に「ちゃんと話を聞け」と言われ続けていたが、なんにも変わらない。
わたし思い込みが激しい。
だから人のことはほっといて、自分の考えを優先して、他の話は聞かずに解決する。エコだが、迷惑な正確だ。
わたしも幾度となく苦しめられている。
早合点。
今日の早合点は、完全に酒だった。
美味しいと思ったのに、
その分、特別に残念だ。
ちょっと前から内田百閒の『のらや』を読んでいる。
ちょっと前から内田百閒が苦しんでいる。
20ページ前暗いから苦しんでいて、「これ、いつまで苦しむん?(笑)」と思い、かなり先行して読んだ。そうしたら100ページ後もずっと苦しんでいた。昼休憩にめちゃくちゃ笑ってしまった。
猫が偉大すぎたことと、内田百閒が意外とメンタル弱者で、共感で面白くなってしまった。
自分がもし、内田百閒の心情だったら、咽び泣いていただろうに、人のことは棚に上げて笑っている。
そう、わたしは薄情であった。
すぐ飽きて、すぐそっぽに興味が向く。
わたしはいつまでも、ほんとうにしたいことがわからないのだろうか。
一通り笑い終わって悲しくなった。
わたしが内田百閒だったら、こんなものではなかっただろうに。