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手紙とは、クローズドな想い。

以前からたびたび公言していましたが、私は手紙を書くことが好きです。
気になるミュージシャンや芸人さん、YouTuberの方がいたら速攻でファンレターの宛先をチェックするし、旅先でいい感じの絵はがきやレターセットを見つけたらまとめ買いしてしまう。

これだけSNSが中心の今、相手がTwitterやInstagramのアカウントを持っている方ならば、わざわざ手紙を書かずとも気軽にリプライやコメントを残すこともできますが…。

それでも私は、労力をかけて手紙を書くのが好きなんだなぁ。

一番の理由は、他の人に見られたくないからかもしれないです。

結構、自意識過剰なところがあるもんで、自分のリプを見た他のユーザーさんから「こいつ、何言ってんだ?」と思われるのが嫌で、リプを送るのを悩んだり躊躇ったりすることが多く(実際は誹謗中傷などでない限り、他人が残したリプなんて気にしない方が多いとは思う…)

その点、手紙は(事務所チェックはあるかもしれないけれど)基本的に自分と相手だけのクローズドな場所だと思ってます。
どんなに小っ恥ずかしいことを書こうと、年甲斐もなくハートを乱れ飛ばせようと、個人的な思い入れの強さから重すぎる愛を語っていようと、他人の視線は気にならない。

このクローズド感が、私はたまらなく好きなのです。

小学生の時、友達とやり取りしていた交換日記やメモパッドに書いて小さく折りたたんだ手紙も、他の友達に見られないように、放課後にひっそりと手渡したものである…。

あとはレターセットや切手でこだわりを表現できたり、写真を入れられるのもいいですね。
私の憧れの方で、海が好きな人がいるのですが、その方へお手紙を書く時はいつも海をモチーフにした便箋を使ったり、自分で撮った美しい海辺の写真をプリントして同封したりしています。

あの人へお手紙を書こう!と決めてから、レターセット選び、ペンの色、シーリングスタンプや切手もこだわっちゃおうかな〜なんて、書く前の準備の段階からワクワク。
いざ書き始める時は、もはや儀式。お気に入りのカフェでお気に入りの音楽を聴き、何時間もかけて想いを綴っていく。

好きな人への想いは、やっぱり誰にも見られたくない。

そんなことを改めて感じた聖夜でした。

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