【BLACK】地域ブランディングのKPI
ふん。。理念だけでは飯は食えない。公共団体は市民サービス向上のためにあるんだろう?これができなくては、どんな施策も意味がない。要は、税収を上げて、より良い市民サービスのための原資をつくらなければ、ただの自己満。。
ということで、市町村が徴収できる税区分はどのようなものか。総務省「地方税収の構造」をみると、市町村の税収の大部分が市町村民税と固定資産税ということがわかる。そうすると、市町村はどんな理念をかかげようと、住民の収入と土地の価値を上げないと目的は達成しないということだ。こんなわかりやすいKPIはない。結局のところ、その街で消費行動が盛んに行われ、事業者の収益を増加させることで、好景気を生み、住民の収入と土地の価値を押し上げるという状況を如何に生むか。これだろう。
そこでまた名古屋に戻ってみる。「世界中の人が行き交う交流都市・名古屋」・・・人が動いてたって素通りされちゃ意味がない。名古屋の強みが日本中を行き交う様々な人の流れが交わる立地にあるのであれば、「人の流れと流れが名古屋でぶつかって立ち止まる」又は、「日本のどんな所に行くにもまず一旦名古屋に降りたつ」というような、日本に来たら必ず名古屋で一泊する、東京のお株を奪うようなハブの役割を目指すべきなのではないか?
消費行動を盛んにするには、そこに集まる人を増やし、消費させる動機を与えることが必要だ。
ただただ、どこの地域にでもできるような伝統工芸品や歴史・食文化のPRをしているだけでは、名古屋だけにしかない地の利を生かすことはできないとオレは思うが。
ビジョンに「交流都市」を掲げておきながら、やってることはそんな程度か?これが限界なのか?もっと考えてみろよ。