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脱力的「TCL分析」のすすめ
1月から使い始めた手帳に記した「やりたいこと2023」のページを開くとチェックの入っていないウィッシュリストがずらっと100個ならんでいた。
すっかり存在を忘れていたのでやっぱりわたしにとって書き出した思いは排泄物みたいなもんなんだなあと実感。せっかくだからとこなした願望にしるしをつけていくとなんだかんだ20個くらいはチェックがついていた。
案外前向きに生きてんじゃん。できたことの可視化は自信とまではいかないけど確実に積もっていくものなんだと思う。あと、ハードルって自分で勝手にあげてるけどいざやってしまえば何てことなかったりする。
(そんなこと言ってるけど貯金と減量にはいつごろチェックが付けられるのだろうと気が遠くなったりもした)
その「やりたいこと2023」の中のひとつ、割と序盤のほうに書いていた「TCL分析をする」を今ならできるかもしれないと思ってやってみることにした。
TCL分析っていうのは私が役員をやっていた時代に読んだ森岡毅さんの著書にて記載されていた「自分の強みを知る」手法です。主に採用や既存スタッフ向けに行っていて人員配置や適性をはかるときに活用していました。
けっこうその分析結果をもとに面談をしてすり合わせをしていくとその人の個を活かした戦略や働き方の提案ができるので大変重宝していました。
やり方、軽くのっけておきますね。
【TCL分析のやり方】
①自分の「好きなこと」を「動詞」で50個書き出す。
たとえば、野球が好きなひとだったら野球の何が好きなのか動詞(観戦する、応援する、プレイヤーとして野球をする、戦略を練る、などなど)で思い当たるものを書き出していく。
②書き出した動詞を「3つのパターン」に分類する。
T(Thinking):問題を解く、計算する、妄想する、計画するなど
C(Communication):人と会う、話をする、飲み会にいくなど
L(Leadership):自分で物事を決める、人の世話をする、など
③T・C・Lに分類された動詞の個数を見て自分に合った仕事を見極める。
Tが多い:思考力を活かせる仕事(研究職やコンサルタントなど)
Cが多い:対人能力を活かせる仕事(営業やPRなど)
Lが多い:持ち前の統率力を活かせる仕事(経営者や管理職など)
これを自分でやってみる。けっこう50個出すのってきつくってしかも動詞にするってなると最後のほうは絞り出すような感じ。絞り出す、ってなるともう「好き」っていうより「できる」に照準がいきそうになって軌道修正したりした。
動詞を書き出すときは、自分がやっていて好きだなあと感じ行動してうまくいったことを振り返るといいです。仕事だけじゃなくて学生時代の思い出でもいいし日常でのちょっとしたことでもいいし。肩肘はらずに見栄をはらずにやるのが自己分析の鉄則ですね。
やってみるとわたしは圧倒的にTが多くて逆にLは少ない傾向にありました。そりゃあパンクもするわなっていう認識があらためてできたというか。こういうのはあくまでイチ要素でしかないけど参考程度にでも頭にいれておけば何かの役に立つかもね。
それぞれ「TCL分析 Tが多い 傾向」とかで検索するといろんなマーケターさんや人事コンサルタントさんが丁寧に記事をまとめてくれているので就活とか転職まっただ中って人はみてみるとなにかヒントになるかも。(他力はフル活用していこう)
少しずつ会得したものを放出できるようになってきたのもすこしの進歩。というかこういうのさっさと吐き出して頭を本来の空っぽ状態にしたいのかもね。
メンタルヘルスマネジメントの勉強をしていて、まだ漠然とだけど採用とか人事とか働く環境の整備とかそういうのに携わっていきたい、ってほんのり思ってきた。ぜんぜん魔女になる夢もサブウェイのFCオーナーも塊根植物農園という野望も視野入れたままだけど。