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【考察】なぜペプチドナイルは覚醒したのか?

 こんにちは、「」です。競馬ファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか?
 さて、今週は今年初のG1であるフェブラリーS(東京ダート1600m)が開催されます!昨年、11人気のペプチドナイルが下馬評を覆して同レースを制覇したことは記憶に新しいと思います。同馬はこの後も好走を続けており、今年も連覇が期待されています。しかし、このペプチドナイルは以前はOPクラスやリステッドでの勝利こそあるものの、重賞での好走歴はありませんでした。
 そこで今回は、「なぜペプチドナイルは覚醒したのか?」という考察をしていきたいと思います。


まずは、ペプチドナイルのこれまでの戦績(2023〜2024年)を振り返っていきます。

【ペプチドナイルのこれまでの戦績】

2024年
 チャンピオンズC(中京ダ1800m)→5着
 マイルチャンピオンシップ(盛岡ダ1600m)→2着🥈
 かしわ記念(船橋ダ1600m)→3着🥉
 フェブラリーS(東京ダ1600m)→1着🥇
 東海テレビ杯東海S(京都ダ1800m)→6着

2023年
 ベテルギウスS(阪神ダ1800m)→1着🥇
 カノープスS(京都ダ1900m)→7着
 みやこS(京都ダ1800m)→4着
 エルムS(札幌ダ1700m)→13着
 マリーンS(函館ダ1700m)→1着🥇
 大沼S(函館ダ1700m)→1着🥇
 ブリリアントS(東京ダ2100m)→7着
 アルデバランS(中京ダ1900m)→4着


【考察】

 大きな変化として、距離短縮が挙げられると思います。2023年では1700m〜2100mと中距離も走っていましたが、2024年は1600m〜1800mとマイルを主戦場にしています。
距離短縮をしてから成績がかなり安定しているので、ペプチドナイルの真の距離適性はマイル>中距離なのではないかと推測できます。

また、これらのレースをさらに分析していくと以下のようになります。

2024年 
チャンピオンズC
 5着→(1800m,Mペース,3番手先行,良馬場)
マイルチャンピオンシップ
 2着→(1600m,ややHペース,2番手先行,良馬場)
かしわ記念
 3着→(1600m,Hペース,2番手先行,不良馬場)
フェブラリーS
 1着→(1600m,Hペース,4番手先行,良馬場)
東海テレビ杯東海S
 6着→(1800m,Mペース,4番手先行,重馬場)

2023年 
ベテルギウスS
 1着→(1800m,Mペース,3番手先行,良馬場)
カノープスS
 7着→(1900m,Hペース,先頭逃げ,良馬場)
みやこS
 4着→(1800m,Mペース,逃げ,良馬場)
エルムS
 13着→(1700m,Mペース,4番手先行,不良馬場)
マリーンS
 1着→(1700m,Mペース,先頭逃げ,良馬場)
大沼S
 1着→(1700m,Mペース,先頭逃げ,稍重)
ブリリアントS
 7着→(2100m,Mペース,先頭逃げ,良馬場)
アルデバランS
 4着→(1900m,Mペース,6番手先行,良馬場)

 2024年は控えて先行策を取っていましたが、2023年は逃げの手を打つこともありました。距離やペース、位置取り、馬場状態を踏まえて見ていくと、ペプチドナイルは"中距離でも持つ"というだけであって、スタミナ管理が上手くいくかどうかでかなり結果に差が出ることがわかります。

【結論】


 結論としては、ペプチドナイルはマイルへの適性があったという表現よりは、マイル路線になったことでスタミナ管理が容易になったという表現が適切だと個人的には考えます。元々逃げもできた馬でしたから、マイルを追走するのもそこまで問題はありませんでした。
 今年のフェブラリーSは先行馬が多くHペースが予想されますが、この馬にとっては問題ないでしょう。陣営は前走で「勝つには絶妙なサジ加減が必要」とのコメントを残していることから、今回もペース配分が鍵になりそうです。コスタノヴァやミッキーファイト、エンペラーワケアなど強力なメンバーが揃っていますが、能力は上位ですしいい走りをしてくれることを期待しています!
 




 



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