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今日は風が優しいなぁ

「 今日は風が優しいなぁ 」


ふと、優しく語りかけてきたのは
道端に咲いている、小さなおはな

話かけてきたのか、
ひとりごとのように話していたのかはわからないけれど
可愛くて、優しい声でした


その日は雨上がりの晴れのひ
ほんのり優しい風が、私たちを包んでくれていました


そんな日はたいてい
植物はみな、笑いあっています
ちょっと戯れてる子もいれば、自分の世界に没頭している子
優雅にのび〜ってしていたり、おふざけしていたり

私たち、人と人が交わす何氣ない日常が
植物の世界でも繰り広げられていました


家の近くの子は、
いつもきゃっきゃとしてて
なんだかとにかく楽しそう

お母さんに怒られても、
そこに行けば笑顔が広がっている
だからお母さんに怒られると、
あの子たちは何してるかなって
小さいながら思い浮かぶようになりました

足で踏んじゃうと「いて」っと言われたり
「可愛くセットしたのに!」とちょっぴり怒られたり
みんな素直でとっても愛おしいです


小学生の時とかは、
私が泣きながら帰ってきたり、悲しい顔をしていると
歌を歌ってくれたり、一斉にいい匂いを放ってくれて
心の奥深くから、ほぐしてくれます

いつも、ここにいるよ

と、安心感を与えてくれます

スキップしながら帰ってくる時は
「ププッ」と笑う子もいたり、
「何があったの?」と興味を示す子もいたり
言葉はなくともコミュニケーションが常に交わされています


植物から教えてもらったことは
「自分の解釈で物事を判断し過ぎないこと」
「フラットに、そのままを受け取ること」
「純粋さが何よりも宝であること」

これが人間関係を育む上で
大切になってくるのではないかなって感じてます

目の前にいる人や、大切人を感じながら
想像することは大切です
でも、自分の概念で捉え過ぎてしまったり
解釈を繰り返していくと、本来の人から離れていく氣がしています


人はありがたいことに
言葉を音で発することができます
こうして文字にすることができます

そうして与えてもらった能力を
大切に、愛を感じながら
循環させていきたいですね




愛おしくて可愛い植物たちを
自分の暮らしに取り入れながら
そして、生命を循環していくように

わたしたち自身から生み出す言葉も
そっと、優しく、大切に

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