002.ひびき
人生2回目となる写真展への出展が終わりました。(それはもう遥か昔に。)
9月8日〜14日まで開かれていた、うえろくカメラさん主催の「FILM PHOTOGRAPHY 2023」。
今年で11回目の開催になるらしい。すごい。
卒展以降も写真撮りに行ってはいたけど、やっぱり何か展示だったりコンテスト的なものがあると、そこに向かってがんばろってなるよね。(何もなくてもがんばろってならんかい😂)
今年こそ本気で写真展の構想練りたいな〜
今回出したのは春先に自分の部屋で撮った一枚。
南向きの部屋に西日が綺麗に差し込んでいて、思わず手がカメラを探していた。
一日の終わり。夕方の光は温かいけれど、どこか寂しくて。
そこに影遊びを合わせることで、フィルムとの相性が良くなるかなと期待した結果、予想以上の仕上がりで大満足。出展用に現像してもらう時に、少しだけ青みを足していただきました。
やっぱり、光の向きや影の出方を考えている時間が好きだし楽しいね。
タイトルは、mol-74の曲から。
2月のライブ「ICERIUM」でアンコールにやってくれた曲やってんけど、ボーカルの武市くんの澄んだ声と歌詞がめちゃめちゃ沁みて。気づいたらボロボロ泣いてた。ライブが終わってからも、文字通りずっと頭の中で響いていた一曲。
https://youtu.be/yjg736IyenY?si=qF9wEb7UY0yeCLxJ
モルカルのひらがな曲は名曲って自説なんやけど。
今回の作品の「温かさと寂しさの共存」みたいなテーマに合うなぁと思い、卒展の「ゆらぎ」に続く「ひびき」になりました。
他の出展者のお写真もめちゃめちゃ良くて、何を思ってどんな風に撮ったんだろうなぁって語らいたくなったんだ〜
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遠い記憶のなかに、
いまは亡き人の声をさがす
喜んでいるのか、悲しんでいるのか
ちっとも大人になりきれないわたしの行く末を
ハラハラしながら見守ってくれているのか
話すことも、触れることも
会うことさえも、
もう二度と叶わないけど
できることなら、
苦しくない場所で
穏やかに笑えているといいなぁと
そんなことをただ希う
人間の五感の中で、
いちばん最初に忘れてしまうのは
聴覚だというけれど
たいせつな人の【ひびき】だけは、
ずっとずっと忘れたくはないな