003.春が雪になったはなし
仕事で担当している広報誌の廃刊が決まった。
今の課に異動して4年、ずっと携わってきた業務だったから、思い入れも名残惜しさも人一倍ある。
いつだって時代の波には抗えないのがくやしいね。
3か月に一度のペース発刊してきた冊子の数は16冊と、決して多くはない。だけど、そのどれもに忘れられないエピソードがあって。
あるときは、大事な会議の写真データを削除してしまって、真っ青になりながらSEに復旧してもらったり。またあるときは、コロナで取材に行けなくてページを埋めるのに唸ってみたり。