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短編小説

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短いお話をまとめています。 小説だけでなく、詩など様々なジャンルで書いてます。
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【短編小説】 anemone

深夜を回ってすぐ、インターホンが鳴った。 この時間の来訪者なんて思いつくのは一人しかいない。 「寝た振りでもして出るのやめようか」とか、「でも電気ついてるのバレてるし出るしかないか」とかそんなことを3秒くらい考えた後、ものすごく重い腰を上げてため息混じりに玄関に向かった。 がちゃり。と鍵を開ければやっぱりそこにいたのは想像通りの人物で。 「いやあ、ごめんごめん。先に連絡しようとは思ってたんだよ、本当に。」 「まだ何も言ってないですけど。」 「だってそういう顔してるじゃん」