不幸で着飾らないで

この時代、本当に想像を絶する不幸と戦ってる人たちがたくさんいて自分なんかまだマシ、不幸になる資格もないんだって思って絶望してしまうでしょ
でも、だからと言ってありもしないことに不幸を感じようとして自分を不幸で着飾ろうとしないでね 
底なしの闇が、ある日突然晴れた時に自分の武器になる着飾り方が不幸しかなくなっちゃうから

着飾ってる不幸じゃないのに着飾ってる、不幸自慢だって言われるあなたへ、人は濃い経験をすることによって頭が良くなる(文章から得た知識だけじゃない、自分が身を持って体験したことの蓄積で頭が良くなる)ととても文章力や表現力が望んだわけでもないのに勝手についてしまって、自分の感情や境遇を表現する方法が多すぎてそれらをたくさん使わないと発散できなくなってしまうことがあります
これは、経験しないとわからないことなので努力もせず空から舞い降りてくる薬を待ってるだけの人たちからしたら「こいつは武器になる不幸を持ってて羨ましい」っていう気持ちになります、こっちはこんな武器欲しくなかったのに、人並みになりたかったのに、言い訳になるレッテルを欲してる他人からはバカバカしいこと思われます
だから、自分が悪い世界だと思わないでね
あなたに優しい世界ではないかもしれないけど、薬も救済もあるから、お腹すいたらご飯食べていいから、眠くなるまで起きていていいから、生命の維持に充分エネルギーを使って生きているんだから娯楽を求めて外に出ていいから、
今だけはあなたに優しいあなたでいてね
でも、学校だけじゃなくておうちもあなたに優しいあなたでいることができないなら、思いっきりどこかに一度逃げちゃお
それで、逃げた先でおうちが必要だと思ったら帰ればいい、それでも帰りたくないって思ったらそのまま逃げちゃえ
すべては、あなたに優しいあなたでいられるために

すべての人が卒なくこなしてることを頑張らなくてはいけない中高生と、昔の自分へ

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