ピクセルアートをはじめました
ピクセルアートという創作活動
今更ながらピクセルアートをはじめてみました。ドット絵とも言いますね。
やってみたいという気持ちはうっすらあったのですが、文化も長く人口も多いことから、いつでも始めることができそうな創作活動なので後回しにしていました。
しかし、うっすらやりたい気持ちがいつも邪魔なので、それを消すためにも始めてみました。飽きたら辞めるつもりで、ものは試しです。そしたらけっこう続きましたので、ノートに書いてみます。
まず、ピクセルアートの定義は以下。
■ピクセルアートの定義
a. 正方形またはそれに類する形状をしている。
b. 互いに大きさが等しく、かつ、碁盤状の縦横グリッドに沿って配置される。
c. 単位ごとにひとつの色を持つ。
参考：https://mediag.bunka.go.jp/article/article-15549/
ピクセルアートを始めた理由
理由は3つあります。
絵を描きたい、抽象化のスキルを身に付けたい、続けやすそう、この３つです。
1つめの理由は絵を描きたいと思っていたからです。
僕はずっと音の表現をしていましたが、もともと美術学生だったわけで、視覚的な表現もしたいという思いがありました。しかしながら、「描く」という行為への欲望はあれど「描きたいもの」はそんなにありませんでした。なので比較的制約が多いものをルールとして選び、身の回りのものを描くだけで成立するようなものとしてピクセルアートがありました。
2つめの理由は抽象化のスキルを身に付けたいと思ったからです。
少し乱暴な言い方をすると、絵を描くことは変換だと言えます。
描くもの → 描く人 → 描く方法 → 絵
モチーフ → 作者 → 技法 → 作品
作品とは「あるモチーフを作者が技法という変換を通したもの」です。ピクセルアートは「あるモチーフを作者がグリッドに沿って抽象化し配色した絵」であり、この「グリッドにそって抽象化する」というところの筋トレがしたかったのです。このスキルは、刺繍や、アイロンビーズ、イラスト、ブロック遊び等、いろいろな造形スキルに関わってきます。
3つめは続けやすさです。
ピクセルはデータです。なので、PCさえあればどこでも制作できます。だから画材が必要ありません。ということは作っていく上で材料代というものかかってきません。
また、データなので作品が増えても家がせまくなることがありません。作りかけでも保存してウィンドウを閉じればよく、気が向いたら再度ひらけば良いのです。なので未完成でも生活空間を圧迫させることがない。
ゆるゆるのダメ人間である私にとっては相性がよく、続けやすかったです。
ピクセルアートを描く環境
僕は「Piskel」というウェブブラウザ上で利用できる環境で制作しています。ちょっとしたgifアニメも作れます。gmailアカウントがあれば、保存したりギャラリーしたりパレットを保存できたりします。まだまだこれを使いますが、かゆいところに手が届かなくなったら違うアプリにいくかもしれません。
Piskel：https://www.piskelapp.com/
Piskel概要：https://trap.jp/post/114/
Piskel基礎編：https://qiita.com/umi_mori/items/28f048986f2215a32192
Piskel応用編：https://qiita.com/umi_mori/items/221b389abac3ca391638
ピクセルアートの作品
創作を始めるにあたりシーズン１として、ルールを設定しそれをこなしました。シーズン１のルールは「画質は32x32」「モチーフは日用品」「少しだけアニメーション」という3つのルールです。目標は16作品としました。
noteにはgifは貼れないみたいなのでリンクで貼ります。
twitterのモーメントと、piskelのページを置いておきます。
twitterのモーメント
ここまでの感想
地味で楽しいです。大きな達成感とかがないのがまた良いです。燃え尽きないので。低画素でかつ少ない色数でパキッとかけた時は気持ちいいですね。
それから、意外と難しいです。32x32という画素数は簡単なようにみえますが、そんなことありません。もうちょっと画素数があれば、この部分描写できたのに！と思ったり、大胆に省略してみるとハマったりします。この試行錯誤は難しくもあり、楽しくもあります。
あとグリッド上なので、たてよこか、ななめ45度でないとドットで直線がひけません。そのために配置や構図を工夫するので、仕上がりに影響にされています。技法の制約（短所）は特徴（長所）でもあるので、作りながら味わっていまです。
これからの活動
今はシーズン２のルールで日々制作を進めています。
シーズン２のテーマは「64x64」「モチーフは食品」「静止画」です。画素数をあげてみて思ったこととか書ければと思います。
作品がたまったらまた投稿します。
それではまた。