004-凪の鱗(2)
電話をかけると三回めのコールの途中で、もしもし、と通信機器を通したときの機械じみた声で安曇が返事をした。授業に出ていなかったくせに電話をとるのは早い。どこにいるのか尋ねてみたら大学には来ているというので食堂で待ちあわせをすることにした。
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シメージとはなにか、わたしにもわかりません。わからないけれども書かないといけないようなもののような気がしているなにか、です。今回のシメージは2020年8月に使い捨てカメラで撮った写真に小説・エッセイ・短歌などなにかしらのことばを添えた作品集とします。
シメージ:ある夏の印象
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ぶきような作品集。毎月15日・25日に更新します。 ※『nice meeting you』冊子版の購入特典と同内容です。冊子版をご購入さ…
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