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【海外ドラマ】THE CLOSER-クローザー(字幕)-

 数えきれないくらい観ている大好きな大好きなドラマ。LaLa TVで観ていて、その頃コツコツと録画して、DVDにおとしこんだのを今も持っている。ちょっと前にAmazonPrimeの見放題に追加されていて、その時も観た。このドラマでは字幕を愛用(?)している。
 映画やドラマの字幕における翻訳って、文字数が限られているらしいので、内容をコンパクトにしている部分もかなりあるはず。早口の多いものでは吹替がいいものもあるんだけど、このドラマでは吹替の声があまりにも違和感があったので字幕で観る。英語を解せたらいいなあとおもいつつひたすら日本語のみで生きている。

 ドラマの話にもどる。主役はブレンダ・リー・ジョンソンで、演じるのはキーラ・セジウィック。ロサンゼルス市警察の殺人特捜班(のち重大犯罪課)のチーフとして部下を率いて次々に事件を解決していく刑事ドラマ。

 まずこのブレンダがとても愛らしい。CIAからの引き抜きでとても頭の回転がよく事件解決の様子は爽快。赴任当初のチームとの摩擦や家族・恋人との関係などによるストレスが膨らんだとき、彼女が求めるのはディンドンというチョコレート菓子などの甘いもの。このチョコレートケーキを頬張る姿もいい。おそらく日本のチョコパイの方がよっぽどよくできていておいしいとは思うんだけど、おいしそうに見えてしまう。ブレンダの食べる姿がいい。
 ブレンダは、だんだんとチームにも馴染んでいき、メンバーからの信頼もあつくなってゆく。

 このドラマにおける好きな要素。ブレンダの幅のある魅力。仕事ができるところももちろん格好いいし、恋人(のち夫)との関係性をつまづきながらも築いていくところや、両親に甘えたりおそれたりする子供っぽさ、部下に対する情のあつさなど ぜんぜん完璧じゃないところまで描かれていていい。飼い猫を可愛がったり、執着する姿などもでてくる。彼女の服装も見どころです(洗練されているとはとても言えない)。
 チームのメンバーも好き。プロペンザとフリンのやりとり、タオの博識からくるうんちく、タフで情に厚いフリオ、モニター機器担当のバズ、私にはどうがんばっても順位をつけられないほど、それぞれに魅力が大きい。
 海外ドラマ好きとしては、他のドラマで見かけた俳優を見つけるのもたのしみのひとつ。ひとりで、地味に、みつけて喜んでいる(暗いかな)。

 ドラマのエピソードは、実際の事件をもとにしているとどこかで読んだ。それが正しいかどうかわからないけど、似たような事件が実際にあると思いながら観ると、もう様々なことを考えさせられる。アメリカの底の深さとか。

 このドラマは第7シーズンでファイナルとなり、スピンオフ作品がある。このスピンオフではブレンダの登場はほんのおまけ程度だけど、チームのメンバーの多くが引き続き登場していて、楽しめる。とてもうれしい。

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片山 緑紗(かたやま つかさ)
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